世界中で大量消費されている普遍的な飲み物、コーヒー。
エチオピアは一大コーヒー産地だが、コーヒー農家たちは困窮し、暮らしは一向に上向く気配がない。
本作ではこの状況を少しでも変えようと奮闘する1人の男を追うドキュメンタリー。
普段、1日3杯はコーヒーを飲んでいるコーヒー好きとしては、いつも買っている銘柄が「高いなぁ、もう少し安くならんかなぁ」と常々思っていたのだが、このコーヒーの価格の裏にはこういった人々の暮らしと思いがこもっていることを思い知らされた。
大企業は僕のようなボンクラのために、容赦ない買い叩きや価格競争を強いているけれど、その影で泣いている人がいると。
単なる消費財ではないのだなぁ。
もっとも、どんな農産品だって そうなのだけれども。
感謝していただきましょう。