アメリカで、女性2人が「肥満になったのはマクドナルドのせいだ」として同社を訴えた。しかし、果たして本当にマクドナルドで食べ続けると太ってしまうのか?
ということを自分の体で実証しようとしたのが監督であり演者のモーガン・スパーロック。彼は30日間マクドナルドの製品だけを食べ続け、その体調変化を映画として記録したのだ。
同時に、アメリカの食品産業が抱えている問題にも切り込んでいく。
貧しかったということではなくて、たまの外出の時に食べられる外食としてわくわく感が強い食べ物だったということだ。
なので、30日間マクドナルドと聞いてもあまり大変な感じはせず、むしろご褒美じゃね?と感じたのだが、スパーロックのルールで厳しいのが「店員にスーパーサイズにするかと聞かれたら断らない」というもの。
これはアメリカ独自の仕様で、飲み物やポテトを料金据え置きでLサイズからスーパーサイズというワンランク上の量に変更できるというもの。
これがあるばっかりに食べきれず飲み切れずで苦しむことになる。
まあ、逆にいうとこの縛りがないと楽に30日間過ごせてしまって盛り上がりに欠けるということだろう。
また、スパーロックの取材ではアメリカの学校給食が大変ひどいもので、カフェテリアでは当たり前のようにチョコレートバーやクッキーが並んでおり、お昼ご飯にジュースとお菓子しか食べないような小学校があるという。
まあ特別にひどい学校をセンセーショナルに取り上げただけかもしれないが、子供のころからあんな食事をしていたら、そりゃあ人口の半分が肥満になるわな。
といいつつ最近の自分も太り気味なので人のことばかりを言ってはいられない。ダイエットしよ!