宇宙戦艦ヤマト2199は、1970年代に大ヒットした「宇宙戦艦ヤマト」のリメイクで、本作はその劇場版。
リメイクの連続話アニメの方もずっと見ていたが、そちらは古式ゆかしいストーリーをそのまま使っているのに対し、こちらの劇場版はオリジナルストーリーとなっている。
ただ、ガミラスと和解した後の話だったり、ガトランティス帝国が新たな敵として出てくるあたりなどは本編をなぞっている。
ヤマトはイスカンダルから帰還する途中、ガトランティス帝国の軍と遭遇し交戦、そのさなかとある惑星に導かれるように誘導される。
地上探査を行っていたメンバーたちは宇宙船を発見し潜入したが、中はまるで高級ホテルのようなたたずまいで、中には数人の先客がくつろいでおり、出ようとしても出られない構造になっていたのだった・・・
本編ががっつりマッチョなゴリゴリ戦って真っすぐ突き進んでいくストーリーであるのに比較すると、だいぶ観念的というかフワフワしている印象。
それにしてもキャラデザが濃ゆいなぁ。もともとの松本零士キャラも皆さん美男美女だったわけだが、それらの目が少女漫画のように大きくなってキラキラなさっておられるので、70年代ヤマトに慣れ親しんだおっさんからするとドギマギしそうな違和感がある。
ただ、戦闘シーンは40年たっているだけあって段違いによい。非常に美しい映像が拝めるので、そのためだけでも見てよかった。