ちち 人気映画シリーズの第三弾。
本人はハードボイルドでシリアスに決めているつもりだが、どこかずっこけ要素のある探偵(大泉洋)と、その助手で大学生で空手の達人である高田(松田龍平)、このコンビがいろいろな事件に巻き込まれていく。
今回は高田の後輩から彼女がいなくなったので探してほしいという依頼を受け、捜索を開始。
しかし探せば探すほどきな臭い雰囲気がしてきて、危ない連中も出てくる。
そうなると余計にやめられないのがこの二人、どんどん深みに入り込んでいく・・・
二人とも当たり前のように暴力沙汰に突っ込んでいくし、やくざが相手でも平気で喧嘩する。
それもこれも松田龍平がかなりな強さを誇っているからであり、大泉洋はそれに甘えすぎだよなあ、とみていて思う。
その強さがないと安心して世を渡れないというか、ストーリーが進められないというか。
一作目からずっと思っていた。高田に頼りすぎ!
ただ、今回は高田もピンチになるくらい強い相手が出てきて、逃げるしかない状況が強調されているのが過去二作とはちょっと趣が異なる要因の一つになっていた。
結局そのあと勝つんだけどね。
それにしても主人公の探偵が頼りない。
まあ、頼りない探偵な方がお話としては面白いし、そういうとぼけた役をやらせたら大泉洋はうまいんだな。
大泉の地元・札幌が舞台なのも、ホームな感じがして心強い。