観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

牙狼<GARO>-月虹ノ旅人-(2019)

 人気特撮作品「牙狼GARO>」の最新劇場版。

牙狼は2005年にテレビシリーズが放映開始された特撮だが、別の主人公が同じ牙狼を演じる別シリーズが始まったり、主人公の息子が主人公になったり、スピンオフでアニメがあったりといろんなパターンの作品が作られている。

本作は最初のシリーズの主人公の息子が主役のテレビシリーズの劇場版。

なんかややこしいな・・・

父・綱牙から、魔戒騎士最高位である牙狼の称号と鎧を継承した冴島雷牙。魔界に連れ去られた母と、それを探しに旅だった父を待ち続けている。

前テレビシリーズで絆の深まった少女・マユリが謎の男・白孔の術によって連れ去られ、その後を追い魔導列車へ乗り込む雷牙だが・・・

2005年に始まった冴島綱牙のシリーズの集大成ともいえる作品で、雷牙を助けるべく綱牙、そしてその父である大河、三世代が一堂に会して敵と戦うという胸熱シーンがあり、ファンは涙なくしては見られない。

牙狼がすごいのはその独特の世界観で、総監督・雨宮慶太による、日本とも異国ともつかない面妖な衣装や装飾、敵である「ホラー」の造形が他では見られない。

また、アクションに一切の妥協がなく最初から最後まで迫力のある殺陣、完全に大人向けの特撮としてちょいエロと迫力のあるホラーの残虐な演出で、毎回期待を裏切られることがない。

人を守りし者である魔戒騎士たちの志の高さや、それをサポートする魔戒法師たちのユニークな技がかっこよく、一人一人にストーリーがあり、戦いがあるのがまたよい。

それを演じる役者がまたそれぞれ魅力的で、牙狼以外の作品に出ていてもついつい追いかけてしまう。東映特撮にも出ている役者も多く、この人はライダーに出てた、この人は戦隊に、と見比べるのも楽しい。

あまりメディアを買う方ではないのだが、牙狼の冴島綱牙編だけは特別で、これまでDVDやBlu-Rayを買い集めてきており、本作もコンプリートボックスを買ってしまった。

通常版は4千円ちょっとなのに、コンプリート版だと1万1千円。足元見られてる・・・でもこのお金で次の作品ができると思って、頑張って買いました。

これからウキウキしながら特典映像を観る予定。楽しみ~。