B6君

 本でも映画でもないのだが、紹介したくなってしまったので書く。

子供が生まれるちょっと前、妻が身重で行けなくなってしまったファミリーキャンプの代わりに、Youtubeで見たヒロシに憧れてソロキャンプデビューした。

その時に真っ先に買ったのがこの焚火台で、笑’sというメーカが作った隙のない一人用のグリルとでも言えばいいだろうか。

メインは炭を使って料理をするが、食後は薪に切り替えて盛大に焚火もやる。

ステンレスの板で作られているので錆びはないがだんだん焼き色がついて年季が入ってくる。

それでも使い続けられるくらい頑丈で、出来の良さは特筆すべきレベルであるにもかかわらず、折りたたむとB6サイズの書類ケースに入ってしまう。

ソロキャンの時はバイクで行くことが多いので、持っていくものは小さければ小さいほど助かる。

こいつでちょろちょろと炭火を起し続け、焼き鳥をチミチミと焼いてみたり、カレーをぐつぐつ煮たり、小さなやかんでコーヒーを沸かしたりするのがめちゃくちゃ楽しい。

子供向けのおもちゃで本物の火を扱っているようなわくわく感というか。

道具が小さく作られているだけでこんなに楽しく感じるなんて、このガジェットを使って初めて知ったことだ。

また、近所にある、火が使える公園に家族でデイキャンプに行くときも、ちょっとずつ焼き鳥を焼いてまったり食べるとき重宝している。

ガンガンと焼いて食う用に、これのワンサイズ上のA4君も持っているのだが、そちらはファミリーキャンプ専用。

B6君にはその小ささゆえの楽しみというか奥深さがあり、使うたびに敬意を表したくなる、そんな道具である。

毎回グリルプレートをシーズニングしなければならないのがちょっとめんどくさいが、まあこれもキャンプ終了の儀式と思えば。