観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

少林寺木人拳(1976)

 まだ売れる前のジャッキー・チェン主演カンフー映画

口が利けない主人公は少林寺で下働きしながら修行している。ある時、ふとした拍子に寺のはずれにある洞窟へ入ったところ、中には髪も髭も長く伸びた、汚い衣をまとった囚人が鎖につながれていた。

囚人を気の毒に思った主人公は食べ物や酒を彼に与え、そのお礼としてカンフーを習うことになる。

また、習った技を一人で練習している主人公を見かけた、寺の管長の友人という尼僧にも、別のカンフーを習うことになった。

そして彼は寺を出るため、卒業試験である「木人」という木製のからくり人形の群れと戦い、その房を通り抜けて試験に合格し、寺を出る。

寺の外で、例の囚人が脱走したことを知るが、その囚人こそは彼が探し求めていた親の仇だった・・・

正直、ストーリーはどうでもよい。話は少々とっ散らかり気味で散漫な印象を受けるし、終盤の親の仇とのカンフー戦も、まあ迫力はあって見ごたえはあるがやや見劣りがする。本映画の本当のクライマックスは中盤にある木人たちとの戦いにある。

この木人がなんともぎこちなくて、人力で鎖を引いて手足を動かしているだけな感じなのだが、なぜかこの木人がぎっこんばっこんしている通路を通ろうとすると、試験を受ける者はコテンパンに叩きのめされてしまうという謎の回廊となっている。

しかし、これを巧みなカンフーの技でジャッキーが通り抜けていくと、スリリングで迫力のある戦いになってしまうんだよなぁ。不思議でしょうがない。

でも、実際木人は強そうに見えるし、一定の力があるものでなければ突破できなさそうに見えてしまうのが、演者の演技力なのだろう。

この時のジャッキーは22歳。まだ目を二重に整形する前だとかで、やたら目の細い野暮ったいにーちゃんなのだが、アクションはすでに巧みで素晴らしい。もうちょっといい脚本家がついていたらこの映画でもっと火がついていたのかもしれないなぁ。

少林寺木人拳(字幕版)

少林寺木人拳(字幕版)

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