モーガン・フリーマン、マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、ケヴィン・クラインという四大俳優が競演する映画。
と言いつつ、ケヴィン・クラインだけはよく知らなかった。
Wikiを観ても知ってる出演映画はないなぁ・・・16歳年下のフィビー・ケイツと結婚して子供もいるとな。
フィビー・ケイツは学生の頃、ハリウッドでは珍しくかわいい系の女優として当時の日本で絶大な人気を誇っていた。なつかし~。ケヴィンうらやましいぜ。
それはそれとして、本作は幼馴染で親友の四人組が、それぞれの人生を歩みいい年になった現在、ビリー(マイケル・ダグラス)が若い娘と結婚するというので、ラスベガスで派手なバチェラー・パーティーをやるためにみんなで行くことになった。
しかし、パディ(ロバート・デ・ニーロ)だけは浮かない顔をしており、不承不承感を隠さない。
彼は自分の最愛の妻の葬儀に、幼いころ彼女を取り合った因縁のあるビリーが顔を見せなかったことを今でも恨んでいるのだった。
アーチーがカジノで大勝ちした金を元手に皆でバカ騒ぎをして、次第にパディの気分も晴れていくが、四人の前に美人の歌手が現れたことで、またパディとビリーの関係が悪くなってしまう・・・
男という生き物が基本的にはどんなに年をとってもガキっぽいということを言いたい映画、ということに尽きる。
ものすごくよくわかるし、やっぱりそれって世界共通なんだなぁと。
どんなに偉くなっても金を稼いでもいい女を侍らせていても、男はガキ。
それがいいと言っているわけではない。大人げなくてアホで理性的でなくてすぐムキになり聞き分けが悪い。
ただ、そういうガキの部分がないと、ストレスフルな競争社会を生き抜いたり、逆風にめげず新しいものを発明したりするパワーが得られないのもまた事実。
フロイトはそれをリビドーと呼んだが、そういうアホな力の源泉が男にはあるなあということを再確認させてくれる作品。
しかしバチェラー・パーティーってほんとにアメリカ人よくやってんのか?
確かに映画やドラマではよく観るけど・・・普通に問題になりそうな気が。
そして、こんな幼馴染から続く親友グループがいるなんていいなあ。
友達少ない勢から見ると羨ましい。