究極超人あ~る 10巻(2018)ゆうきまさみ

 このブログでは、コミックやTV番組については原則シリーズものを単巻ずつ取り上げず、完結してからシリーズ全体について感想を書くというスタイルで通しているのだが、こいつは例外として許してほしい。

以前取り上げた「究極超人あ~る」は1980年代に少年サンデーで連載されていた、オタク系日常ギャグ漫画であったが、完結から31年の時を経て、2018年に第10巻が出ていたという喜ばしい事態に、つい最近まで気づいていなかった。あ~る大好きなのに非常に恥ずかしい限りである。
その罪滅ぼしとして速攻でアマゾンでポチったら半日後には到着したので、10巻を敢えてここで取り上げようと思う。

しかしな~んにもかわっていない。時代設定もキャラのノリもギャグセンスも。一つだけ変わったのは、あ~るが高校4年生になった(留年したとも言う)ことと、生霊に勇退離脱する大技を持っていた小夜子が部長を引退すると言い出したこと(だって3年生だし)。
次の部長を決めようとすると鳥坂さんが無茶をいいだすというのは変わらない黄金パターン。
まんべんなく登場人物を出してくれるサービス精神には頭が下がるが、僕がひそかに好きだったあさのときしだがなんでほとんど出てこないのであろうか。まあもとから端役扱いだったけど、自分を投影して応援してたんだよな~。
あとあ~るの妹のデコは部員扱いではなかったのか。すっかり成原博士の手下扱いになっていたが、当初の最終巻ではモケモケ言う手下のロボットを引き連れて光画部の撮影会を手伝っていたような・・・

そして究極戦隊コウガマンも相変わらずでよい。最近の戦隊では最初の5人に加えてゴールドやシルバーが追加戦士として登場するのがセオリーであり、それを忠実になぞりつつ、司令が戦士でもあるというジャッカー電撃隊のビッグワンを彷彿とさせる。まぬけだけど。
また、特典書下ろし的に、ゆうきまさみの別のSF漫画、機動警察パトレイバーの世界と鉄腕バーディーの世界がくっついちゃった設定もなかなか良かった。ページ数の関係でほとんど浅い交流しかできていなかったけど、ボーナストラック的なものだと理解しているので十分楽しかった。
やっぱりあ~る君はいいなぁ。この調子で1年に1冊ずつ出してくれないだろうか。