観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

DOD(ディーオーディー) バッグインベッド CB1-510K

コットと呼ばれるキャンプ道具。ソロキャンプ用に買ったが、実際はファミリーキャンプでの出番が多い。

キャンプ場でテントを張るわけだが、テントの床はただの布なので、よっぽどきれいに整地していない限りは、シュラフ(寝袋)にくるまったくらいでは、地面に落ちている石や小枝、地面の起伏が体に当たり、痛くて寝ることができない。そのためいろいろな道具を使って寝やすくする。

一番ポピュラーなのは銀マットと呼ばれるウレタン製の薄いマットで、これを敷くと地面の細かいでこぼこはある程度解消される。値段も安い。ただ、薄いマットなのでそこそこの成果しか期待できない。
また、同じウレタン製のマットでも、表面に波上の起伏を付けることで、仕舞い寸法は薄く、敷いた時にはある程度厚くなるものがあり、これはかなりの凹凸を吸収する。サーマレストのマットなどが有名。

次にエアマットがあるが、これはほぼほぼ地面の起伏を吸収してくれるのでとても寝やすい。値段も手ごろ。ただしエアマットは必ずいつか穴があくので、それが寒いキャンプ地の夜だったりすると悲惨極まりない。一度だけひどい目にあったことがあり、それ以来エアマットは使っていない。

次に、構造はエアマットだが、中にスポンジが入っているインフレータブルマットがある。値段はそこそこ張るが、中のスポンジが自動膨張するため、弁を開けるだけで勝手に膨らんでくれるし、穴があいても縮まることはない(空気を抜いて畳むのには難儀しそうだが。実際にファミリーキャンプではよく使う。

そしてこのコットである。これは厚くて丈夫な布の両端に骨組みとなる棒を入れ、それを足となる横の棒で広げることでベッドを作るというもの。
布と骨組みだけで構成されているため、仕舞い寸法が比較的小さくまとまり、広げれば快適に横になることができる。また、足のみで地面に設置しているので、よほどの起伏でない限りは完全に吸収して快適な寝心地となる。
ものにもよるが値段はそこそこする。また、基本一人用なので、小さな子供がいるようなファミリーには不向き。我が家では、妻と子がダブルサイズ・3cm厚のインフレータブルマットを2枚重ねで使い、僕が一人でコットを使ってファミリーキャンプをしているが、とても使い勝手が良い。
コットはいろいろなメーカーから様々な種類のものが販売されているが、このDODのバッグインベッドは、その中でも仕舞い寸法が非常に小さくてバイクの荷物として積むことができるのがよくて選んだ。ソロキャンプでも使えるし、ファミリーキャンプでも使えるのはありがたい。
このコットは張る時に少々コツがいる。足が非常に頑丈で強力なので、両端の骨組みに先端を差し込んで組み入れるのに難儀する。最初は力任せにやっていてうまくいかなかったのだが、湾曲している部分に足を入れて、その個所を踏み込んで軽く撓ませながら差し込むと軽く入ることがわかってからは楽になった。レビューで「男性の力が必要」などと書いているのはこのやり方を知らないからだろう。実際は力のない女性でも無理なく組み立てられる。
他のコットを使ったことがないので比較はできないが、布の張り具合はそこそこよく、お尻で座るとかなり沈み込むが、横になる分にはそれなりの張りの堅さが保持されている。
冬以外であればこの上にシュラフだけでOKだが、冬は断熱しないとかなり寒いので、コットの上にエアマットを敷いて、その上にシュラフを敷くことにしている。これでかなり暖かいし、疑似フカフカベットになって気持ちがよい。
コットを使うようになってから夜テントで寝るのが楽しみになった。