AMAZONらしいあざとすぎる対談。ゴリゴリのところを持ってきたな~。
庵野秀明としてはシン・エヴァ劇場版の公開が終わって、次はAMAZONで集客するために苦手なことを引き受けたのだろうと皆に思わせる感じ。でも無理して頑張ってる感がとてもよい。
対する松本人志も非常に緊張しており、意外と自分のフィールドの外の人間と話すのが苦手な人なんだなぁと改めて感じるところがある。
面白いのは、二人ともモノの作り手側の責任ある立場の人間としてしゃべると非常にぎこちないのだけど、仮面ライダーやウルトラセブンの話題になると途端に生き生きしゃべる出すところ。
庵野秀明が夢中になってウルトラマンのマニアック自薦シーンを語り続け、そののめりこみ具合を見た松本人志がケタケタ笑い続けるところがよかった。
二人とも相手を斟酌したり忖度したり絶対しないぞと腹をくくっているタイプなだけあって、本当に盛り上がる話題じゃないと盛り上がらないので、要はおっさんが盛り上がる話とはこういうことなのだろう。
難しいことで盛り上がっている人たちもいるように思われるが、それは語っている本人が気持ちよくなっているだけで、聞いている方はうんざりなのである。
対談と言いつつやはり松本人志がナビゲーター的役割で、庵野秀明が語り手を多く勤めている感じなのは、さすがに普段カメラに撮られることに慣れている人とそうでない人の違いなのだろう。まあ吉本プレゼンツだから当然なのだけど。
そして最後対談用のカメラの位置にダメ出ししたところはさすが庵野秀明だった。