観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

コールマン(Coleman) テント カーサイドテント 3025

元々はここでも取り上げたコールマンのツールームテントを使っている。
あれはあれでよいものなのだが、一昔前のテントということもあり、立ち上げるのにとにかく手間がかかる。
その最大の手間はポールの多さで、リビングの天井で6本、それを立ち上げる足に4本、寝室に2本で、最低でも12本のポールを組み立てて通してひっかけて、を行わなければならない。フラップを上げようとするとさらに2本である。これを全部やってからペグダウンなどするともうヘトヘトである。
ほぼほぼ土日で行くので、初日に苦労して設営しても翌日には撤収。労働力がもったいない。まあそんなことを言っていたらキャンプなどできないのだが・・・
現在我が家の自家用車はFREED+で、もともとこの車は小ぶりながら3列シートの7人乗りだったところを、最後尾席を取っ払い、フルフラットにできるところが「+」というわけだ。これを車中泊に使わない手はない。
ということで、寝るのは車の中、リビングだけ外に設営したい。

そこで購入したのがこちらのカーサイドテント。
タープだけ張ればいいだろう、と最初は思ったのだが、メインで使っているツールームテントの最大の強みは、リビングの壁面をすべて閉じることができるという点で、これがあると強風下でも大雨でも何の不自由もなく過ごせる。今まで何度も助かってきた。
そのため、カーサイドでも同様のことができるという条件で探したところ、ロゴス、小川テント、そしてコールマンで手ごろな値段のものがみつかり、3つの中で一番居住区画の容積が大きそう、という理由でコールマンを選択した。

で、実際に2回ほど使ってみた。
天井は2本のポールを交差して張り、2本のサイドポールで二隅を立ち上げる。
その反対側2か所を車に固定することで部屋を作る。
車に隣接している側には壁はないので、直接車に出入りできるようになっている。

当たり前だが、ツールームテントより格段に設営が楽。
といってもおそらく小川テントやロゴスに比べるとポールの数がやはり多くて、それらの方がもっと設営は楽かもしれない。こちらのテントは天井用ポールと立ち上げ用ポールが別々なので、それぞれ別個につなげなければならないという手間がある。
まあでも、12本ポールで過ごしてきた身にとってはなんということもない。
そして、居住空間が面積も容積もたっぷりとれるので、非常に過ごしやすい。
というかほぼいつものツールームテントのリビング部分と同じ大きさなので、おなじみの感覚がそのまま使えるのが大きい。
ロゴスや小川テントの方は、上の方が車寄りに傾斜しており、天井の部分が斜めになっている印象だが、こちらは天井がしっかりあるので実質的な活動領域が多く取れているように思う。
車で寝るのが問題なければこれでまったくもってOK。よくできてるなぁ。

ただ、問題がないわけでもない。
車との接合は付属品だと吸盤になっていて、それを車の天井に張り付けるのだが、車にもよると思うがうちのFREED+は天井が微妙に湾曲しており、絶望的なまでに吸盤が張り付かなかった。
初回はそれで強風にあおられ、あっけなくはがれてはぺしゃんこになる、というのを繰り返したので、2回目は強力磁石(下記)をあらかじめ買っておいた。
そのまま使うと車に傷がつきそうだったので、いらないハンカチを切り抜いて、付属の両面テープで接合面に貼ったところ、ちょうどいい感じに。
本テント2回目の使用時に実際に使ってみたが、風が吹いてもびくともせず、思った通りの出来栄えでほっとした。
また、結局は地面と触れているのは2本のサイドポールだけなので、風に吹かれるとだいぶたわむ。そのため、横から出ているロープでの補強がマスト。この分手間がかかる。
また、下部のスカート部分は何も固定されていないので、見栄えよくしたい場合は8か所ほどペグダウンしないとピラピラする。結局結構手間がかかっているような気も・・・
まあでも、キャンプとはそういうものだ。手間も楽しみのうちということで。