オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)

トム・クルーズ主演のSF映画。原作が日本のライトノベルということで、映画封切時にバンバンCMが流れており、ちょっと話題になっていた。

「ギタイ」と呼ばれる謎のエイリアンに地球が侵略されている近未来。防衛軍の報道官であるウイリアム・ケイジ少佐は、欧州地域のエイリアンの殲滅作戦を指揮する将軍から現地取材の任務を命令されるが、危険であることからそれを拒否し、将軍の逆鱗に触れ一兵卒の二等兵へ降格されてしまう。
配属されたJ分隊には粗野で非協力的なメンバーしかおらず、何のレクチャーも受けないままパワードスーツを装着させられ、激戦地へ放り出されてしまい、敵との相打ちによりあっけなく死亡する。
しかし次の瞬間、彼の意識だけが出撃前日にまでさかのぼっていた。
同じ日を幾度となく繰り返すうち、戦女神として知られる英雄・リタと会話し、また戻ったら自分に話しかけるようにと言われる。
出撃前に彼女を探し秘密を打ち明けたところ、実は彼女も少し前まで同じタイムリープ能力を持っており、今はその力が失われてしまっていた。
死ぬ間際に「アルファ・ギタイ」と呼ばれる特殊なエイリアンの返り血を浴びた場合、そのアルファが持つ過去へ干渉する能力から派生してタイムリープしているが、輸血を受けるとその力が失われてしまうのだった。
イリアムはリタ及び協力者のカーター博士と協力し、敵のボスである「オメガ」を探し出して倒すため、幾度となくタイムリープを繰り返したが、その結果オメガは目標の場所にはおらず、自分たちも陽動を受けたに過ぎなかったことが判明した。
さらなる探索の中で、オメガがパリのルーブル美術館地下にいることを突き止め戦いを挑むが大怪我を追ってしまい、輸血を受けたことで二度とタイムリープできない体になってしまう。
それでもウイリアムは、リタやJ分隊のメンバーと協力し、オメガへ最後の戦いを挑むのだった・・・

ハリウッドのタイムリープものではあるあるなのだが、タイムパラドックスに無頓着なのでいろいろな矛盾が発生してしまう。
本作も最後のオチのところで重大なタイムパラドックスが発生しており、「そのオチだったらそもそもこんなことになってないよね!?」的な矛盾があり、正直ちょっといただけない。
ただ、もちろんハリウッド映画はそういう重箱の隅をつつくのではなく鷹揚に構えて映像美を楽しむものであることは周知のとおり。
本作も大迫力の映像は文句なしに楽しめるので安心して観ていられた。
もっとも、原作ラノベの方はリタやカーターが美少女設定なのに対して、こちらの映画はリタがイカツい強そうな女性、カーターはナードなおっさん。まあ仕方ないか。
それにしてもものすごい回数をタイムリープしていることになるな。ひょっとしたらハルヒの「エンドレスエイト」に匹敵するかも。頭おかしくなりそ~!