るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021)

いつの間にかPRIME VIDEOで安くなっていたので観た。

幕末、聴衆の尊王攘夷派リーダーである桂小五郎の元に、緋村剣心は暗殺者として参加していた。その手練れぶりと容赦のなさから「人斬り抜刀斎」と呼ばれ、幕府側から恐れられていたほどであった。
ある夜、襲ってきた敵の刺客を買えりうちにするところを一人の女性、雪代巴に見られ、口封じのためにそばに置くことに。桂小五郎配下の同志たちからからかわれる中、緋村自身もその状況に困惑しながら、次第に巴へ惹かれていく。
その後、形勢が不利となった桂たちはいったん散り身を隠すことに。剣心と巴は町はずれの農村にある古い農家へ夫婦を装い暮らし始めた。
その質素ながら充実した生活の中で、剣心はそれまで気づいていなかった人の幸せについて考え、巴を愛するようになっていくが・・・

まあ「るろうに剣心」が好きな人なら知らぬ者はいないエピソードなので、最後が切ないストーリーであることは変えようがないとして、それを抑え気味の演出で淡々と進めていくのが心地よい。
それでいてキャストや美術には惜しげもなくコストや才能がつぎ込まれており、見ごたえのある作品となっている。
もちろん、その前の「The Final」ありきなので、それとセットで見る前提でなければ盛り上がりに欠ける地味な映画になってしまうのだが、ここは併せて評価すべきだろう。

しかしよくわからないまま見てしまったので、封切り時の順序(最終章 The Final→最終章 The Beginning)と逆に見てしまった~!痛恨のミス!
ストーリー的にはその方がわかりやすかったのだけど、Finalの方で一瞬だけ出てきたエピソードがBeginningで掘り下げられていて胸アツ、みたいな個所がいくつもあり、それを味わってもらうことこそがこの順序の真の意味だと思うので、やっぱり惜しいことをした。