劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019)

仕事人間で、家族とロクに会話もしない無口な父が、突然仕事を辞めた。特に何をするでもなく、一日中テレビを眺めている父の本当の気持ちが知りたくて、アキオは自分がハマっているオンラインゲーム・ファイナルファンタジー14に父を誘い、アキオ自身は自分であることを隠してオンライン上のフレンドとなり、一緒にオンラインゲームを楽しみたいと思い、父にPS4とFF14のパッケージをプレゼントした。
最初はいやいややっていた父だが、徐々にハマり始め、少しずつゲームに上達していく。
また、社会人として仕事がうまくいかず悩んでいたアキオもまた、その父の姿を見て触発されるのだった。
そして父にはまだ誰にも明かしていない秘密があった・・・

主人公のアキオは若い男性だが、オンライン上では少女のアバターを使っており、しかも自分が男であることを特に隠していない。最近のオンラインゲームではむしろ普通のことなのであろうか。やったことないからよくわからないのだけど。
そのため、主人公がログインした後はアバターの発声を女性の声優さんが行うのだが、それがびっくりするぐらいスムーズにつながっているのには感心した。
また、ゲーム内のパートはすべて実際のFF14のキャプチャで撮影されており、実際のゲームプレーヤーたちがゲーム内でアバターを動かして演技し撮影されているということにもびっくり。ものすごく革新的なことをやっているのだが、あまりにもシームレスなので違和感が全く感じられないのがすごい。

なんとなくうわさには聞いていた本作だが、詳しいことは知らずに観てしまった。
後から調べたところ、この内容は大筋フィクションではなく事実であり、ゲームブロガーが本当に自分の父をオンラインゲームに誘う様子をリアルタイムでブログに更新し続け、それが反響を呼びテレビドラマ化され、その後本作の劇場版が作られたとのこと。
元となったブログを読み漁り、当時の臨場感に嫉妬。リアルタイムで観たかったなぁ。
そしてドラマの方も観たくなったが、NETFLIX限定配信とのことなので、いずれ何らかの方法で視聴したい。
原作者のマイディーさんは2年前に癌で逝去されたとのこと。謹んで冥福をお祈りします。