ソニック・ザ・ムービー (2020)

最初は娘に見せるために観始めたのだが、最後は親が熱心に観てしまった。

ソニックは別の異世界の自然豊かな惑星で生まれたしゃべるハリネズミだが、大いなる力を持つが故に狙われ、地球へ逃げてきた。
しかしここでも目立つことをするわけにはいかず、一人ぼっちで寂しく、それでも我慢できずに高速で移動しながら地球での生活を満喫していた。
しかし、とある出来事から政府のマッドサイエンティスト・ドクターロボトニックにつけ狙われることになり、モンタナ州グリーンヒルズで保安官をしていたトムを巻き込んでしまう。
トムは出世の道が開けかけたところに飛び込んできた騒動の元であるソニックを疎んじるが、次第に友情が芽生えていき・・・

有名なゲームでありキャラであることはよくわかっているのだが、残念ながら個人的にはこれまで興味を持ったことがなかったので、そのバックボーンが全く分かっていない中での視聴となってしまった。
そのため、ソニックの造形がぐにゃぐにゃしており、ハリウッド独特のアニメキャラを実写に落とし込むときの特撮が気持ち悪いと感じたのが正直なところ。どうやら原作ファンの評価としては「もっと気持ち悪くなることを想像していたけどマシな程度だった」というくらいらしいのだが、十分キモい。
また、この手の「ハリウッドにおける異世界生命体との友情」ものには本当にありがちなのだが、登場人物たちがみなバカで賢明でないので、まったく起こす必要のない騒動を自ら引き起こしまくり、それをストーリーに組み込むことで退屈にならないようにしているのがなんとも不自然でイライラするポイント。もうこのワンパターンやめてくれよ~!
ただ、初心者にもわかりやすいように、ソニックというキャラの背景や能力、パーソナリティーを少しずつ伝えてくれて、ロボトニックとどのような関係でやりあうことになるのか、という導入としてはよくできており、最後のクライマックスへ向かって無理のない展開になっているのはさすが。
また、ロボトニック役のジム・キャリーだけが一人だけ異次元的な演技力の高さを見せており、逆に浮いてしまっている感が強かったのだが、まあ敵役というのはこれくらいでないとね。

しかし、ソニックが高速で動いている間は周りのものがゆっくり動くという描写、ソニック自身が受けている重力加速度をほとんど無視しているところがやっぱりどうも頭の固いおっさんがついていけない要因の一つ。もうちょっと理屈を捏ねてほしかったなぁ。
まあ、娘は楽しく観ていたようなのでそれがなにより。おっさんの評価なんていらないですね申し訳ございません。

ソニック・ザ・ムービー (吹替版)

ソニック・ザ・ムービー (吹替版)

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