観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

キャノンボール(1981)

アメリ東海岸をスタートとして、西海岸までの5000キロに及ぶ公道レース。到着しさえすれば法律違反やお互いの妨害など、自己責任においてなんでもあり。奇想天外な発想による破天荒なレースが繰り広げられる。

皆道を開けるだろうという推測から救急車で参戦したJJとビクター、神父のふりをしたモーリスとジェイミー、半ば本人的に登場するロジャー・ムーア、ハイテクカーを駆使する東洋人コンビ、スーパーカーを乗りこなす美女二人などなど・・・

ハリウッド映画というと真っ先にこれが思い浮かぶ。ストーリーはおおざっぱでいい加減だが、バブリーにスターたちを登場させ、派手なカーアクションと殴り合いと大笑い、みたいな典型的な作品。
特徴的なオープニングで今更気がついたが、ゴールデンハーベストと20世紀フォックスの合同制作だったのか。

それにしてもスターがいっぱい出てくる。主人公・JJのバート・レイノルズはじめ、ロジャー・ムーア、サミ・デイビスJr、ディーン・マーチン、ふぁら・フォーセットなどなど。
当時は何とも思わなかったが、この歳で改めて見返すとファラ・フォーセットのぽけらーんとした何も考えてなさそうな美しさがジンジン沁みる。美しすぎる・・・
そしてwikiを見て気づいたが、ロジャー・ムーアとマイケル・ホイの吹替をどちらも広川太一郎がやっている。確かに言われてみればそうだわ。
今回はアマプラの無料版を見たので字幕だったが、そもそもはテレビで吹き替えを見たのが最初。マイケル・ホイ=広川太一郎の天才的な早口アドリブまくしたてアテレコが本当に面白くて、やっぱりこっちで観ないとな~と改めて思った。

これが面白かったので、「キャノンボール2」はちゃんと劇場へ観に行ったのを覚えている。
当時日本ではジャッキー・チェンが大人気だったので、まるでジャッキーが主演であるかのようなポスターやチラシ構成になっていた。アマプラのアイコンもジャッキーの写真になっていて、当時を偲ばせるなぁ。