観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

スパイダーマン:ホームカミング(2017)

劇場版としては3人目のスパイダーマンであるトム・ホランド主演版。

オタク友達と学園生活をエンジョイしつつ、スパイダーマンとしてアベンジャーズの戦いに参加。アイアンマン=トニー・スタークからスパイダーマンスーツを提供されてウキウキと着込みながら、自分が活躍できる事件はないか街を巡回する日々。
一方、8年前、ニューヨークで瓦礫撤去を任された業者トゥームスとその従業員が、外宇宙からの侵略者チタウリが残した残骸を撤去しようとしたところ、トニー・スタークと政府が設立した事業者にその仕事を奪われてしまう。
トゥームスたちはチタウリが残した遺物を使用して武器を作り、翼の飛行怪人バルチャーとして悪事を働くようになる。
ピーターはスパイダーマンとして活躍したいという思いが先走り、アベンジャーズやトニー・スタークに認められようとするがうまくいかない。
そんな中、街のATMに謎の機械で押し入る強盗団と戦闘となるが、強盗団を救うように現れたバルチャーと交戦する中、バルチャーが落とした不思議な紫の光を放つ結晶を拾い、自分の正体がバレてしまった級友のネッドと学校で調べようとする。
そこにトゥームスの部下たちが現れたため、彼らに発信機を付けたピーターは、ワシントンD.C.で行われる学力大会を口実にバルチャーたちを捕まえようと画策するが、倉庫に閉じ込められてしまう。
ネッドが持つ結晶はたまたま携行品検査でX線を浴びたことで爆発し、ワシントン記念塔の中でネッドを含むクラスメートたちが危機に陥ったが、からくもスパイダーマン=ピーターが彼らを救出する。
スパイダーマンが学生たちのヒーローとなったことで得意になったピーターだが、行き当たりばったりで危険なやり方をとがめたトニー・スタークからスーツを没収されてしまう。
学生に専念しようとしたピーターは意中のクラスメート・リズをホームカミングパーティーに誘うが、迎えに行った彼を出迎えたリズの父親こそトゥームスであった・・・

トム・ホランドはまだガキっぽくて未熟で、早口で意味のないことをペラペラしゃべることで沈黙の気まずさを回避しているようなオタクっぽい雰囲気をとてもよく演じている。ただ、それが堂に入りすぎて「スパイダーマンってもっとこう、孤高で思い詰めていて正義感が強く使命感を感じさせるのがかっこいいのにな」と思ってしまう。
それだけ前の2シリーズの影響が強いということなのだろう。
ただ、後半になればなるほどストーリーが重く深刻になっていくので、前半のチャラチャラした感じが相殺されていてよい。
逆にこんな重い現実を背負わされたピーターがメンタルやられそうで心配になるくらい。
最後のMJのくだりはそう来たか!と思った。次回以降に期待しよう。