「結婚物語」シリーズ。「銀婚式物語」の次に読んだ。
「結婚式物語」で若い夫婦だった陽子さんと正彦さんももう60代。
正彦さんは定年後も雇用延長で働いていたが、コロナ禍に差し掛かり、陽子さんの要望もあり、会社を退職。
晴れて自由の身となったた。
陽子さんはこれまで小説を書きながら家事を一人でこなしてきたが、これを機に正彦さんにも家事をやってもらいたい!という強い思いにより、食器洗いと洗濯、掃除を正彦さんに担当してもらうことになった。
あくまでも我流を貫く正彦さんのやり方に陽子さんはヤキモキするも、男はプライドが高い生き物、と温かく見守ることに。
時間ができた正彦さん、それまでも多くの趣味を持っていたが、新たに「俳句」が加わり、これにのめり込むことに。
しかし、陽子さんは散文書きであり、俳句のスタイルが理解できず。
初期の正彦さんの作品はどう見ても良作と言えるものではなかったが、月に10回以上の句会に参加している正彦さん、いつの間にか上達していき・・・
あのカップルがもう老後か~。
早い、早すぎる・・・
僕のひと周り上の世代であり、年齢的には60代、正彦さんが会社を定年退職していればそりゃそうなのだが、そりゃこちらも歳をとるわけである。
陽子さんはあらゆることにマイペースな正彦さんにツッコミを入れたり心配したりしているのだが、正彦さんは正彦さんなりに自分の中では論理的に整合がとれており、結果としてはうまくいっていることが多い。
その通じ合っていない部分についてお互いに忌憚なく意見が言い合える関係、というのが非常に理想的。
なかなかこうはいかないので、とても羨ましい。
時節柄、句会にZOOMで参加しているシーンが出てくるが、そう言えばZOOM飲み会あったなぁ。
何度かやったが、あっという間にすたれてしまった。
これも後世から見ると興味深い文化となるのだろう。
陽子さんこと新井素子はITが苦手で、スマホ、なぞの四角いやつ(QRコード)、マイナンバー、インボイス制度、現金払いできない決済などに苦戦している模様。
マイナンバーとインボイスは個人事業主ならではとのこと。勤め人に比べると面倒なことが多いのだろうなぁ。
オシャレなカフェやご飯屋さんでもQRコードでメニュー読み込んでそのままオンライン注文させるところが増えてきたが、小さいスマホの画面でメニューを見るのが大変でいつも難儀するので、気持ちはよくわかる。
意識しないと新しいものに追いつきづらくなって自分をいつも感じているので、共感しかない。
それにしても、とても素敵なカップルだと思う。いつまでもお幸せに。
いつか続編読みたい!
