観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

パルプ・フィクション(1994)

クエンティン・タランティーノの代表作。ネタバレ注意。

あるレストランで、チンピラっぽいカップルがご飯を食べながら、この店で強盗でもしようかと軽いノリで話し合う。
意見は一致し、その場で拳銃を取り出して、レストランの制圧をする。
マフィアのボスから指令を受けた殺し屋コンビがが、ある重要な荷物を奪取するため、とある部屋へ向かい、その場所にいた青年たちを拳銃で脅し、一人打ち殺して、死体の処理を持て余す。
コンビのうち一人がマフィアのボスの妻の食事の相手をするが、ボスの妻が麻薬を過剰摂取したことでトラブルに巻き込まれる。
マフィアのボスからボクシングの八百長を頼まれたロートルのボクサーは一計を案じ、逆張りをして大金をせしめるが、激怒したボスから追われる身となる。

これらのエピソードが分割され、時系列も敢えて順番にせず、進んでいく。
最後まで見るとばらばらだった全てのエピソードが収斂していき、ストーリーとして完結する形になっている。
最近ではよく観る手法だが、公開された当時はこれがクールでカッコいいと話題になったようだ。
基本マフィアの絡む話なので暴力的で凄惨で容赦ないのだが、思わずクスリと笑ってしまうユーモアがちりばめられており、ずっとニマニマしながら観続ける感じ。
ストーリーが徐々に形になっていくカタルシスとユーモアがうまい具合にまとまっていて、観終わった後に爽快感が得られるところが評価されたのだろう。
個人的には、やりたい放題やったブルース・ウイリス演じたオッサンボクサーが、報いも受けずにいいとこどりしていったのが印象的だった。
強くて強運を持つものが勝つということだろう。
殺し屋の一人、ジョン・トラボルタってこんな若くてハンサムだったのか。
もう一方の殺し屋、サミュエル・L・ジャクソン演じるのは、仕事中に旧約聖書を暗唱しながら人を殺し、でも人から撃たれながら一発も当たらなかったことを神の奇跡ととらえて殺し屋稼業を引退しようと考える男。間抜けで面白いのだがすごくかっこいい。
セリフや人物設定には元ネタがあり、知っていればもっと楽しめるようだ。
なんというか、マフィアの殺し合いをユーモアとかっこよさで表現してしまうのってすごい力技だなと思う。そこが人気の理由なのかも。