REACH(リーチ) リーチデンタルフロス ワックス

 ずっと使っている歯磨きの要(かなめ)的な商品。
これのおかげで歯周病を抑えられている。はず。
もともとはジョンソン&ジョンソンのデンタルフロス、というイメージだったのだが、2017年に銀座ステファニー化粧品という会社にリーチ製品の事業運営が移管されたので、ジョンソン&ジョンソンではなくなってしまった。
愛着があったので残念だが、新しいブランドの製品も品質は落ちていないのでありがたい限りである。

歯磨きの前に、まずこれを使う。
おおよそ20cmくらい引き出して、両端を小指にくるくると巻き付け、真ん中を歯と歯の間に押し当てて滑り込ませ、歯茎に到達するまでグッと入れ込む。
歯茎まで届いていれば、その歯の境目の両側面は、このフロスの細い繊維が歯垢をこそぎ取っているという寸法である。
これを奥の歯から始めて、全ての歯と歯の間、いわゆる「歯間」で行うと、隙間にたまった歯垢由来で発生する歯石や虫歯の予防になる、という寸法である。
これを始めてやった時は、自分の口の中にこんな臭いものがへばりついていたのかと自分で引くくらい臭いのきついネバネバが一杯取れたのに感銘を受けた。それから10年以上毎日欠かさず使っているのにいまだに歯ぐきから血が出て結構スプラッターな感じになり、娘が嫌がってすぐ水で流される。
それでも毎日使わずにおれないのは、歯ブラシによる歯磨き以上に、自分の歯が綺麗になったという実感が湧きやすいからであろう。
おおよそ半年から1年のうちに1回、歯医者さんに行って歯科検診および歯石を取り、歯の表面をクリーニングしてもらうのだが、毎日デンタルフロスを当ててないとかなりな大きさの歯石が溜まってしまい、相当歯医者さんに頑張ってもらわないと取れないのが恥ずかしいのだが、デンタルフロスをいつも通していると、必然的にたまりようがないので、少しだけ隅っこにたまっている奴だけをメンテしてもらうだけで済む、という大きなメリットがある。
もちろん、歯石があることで歯茎が痛んでドンドン後退していくらしいので、そもそも何もなくても歯科検診には行った方がよいのだが、本品がアシストしているのは間違いないところであろう。

あと、むさぼるようにトウモロコシを食べた後に歯に詰まりまくるアレも、こいつがあれば一発できれいになるので重宝する。

最近はキャンプに行った時もこれを使って得られる口の中の爽快感をあきらめきれなくて、キャンプ専用アメニティポーチにもこれと知覚過敏用の歯磨き・シュミテクトを忍ばせてある。快適さが段違いになったなぁ。
ちなみに我が家では「ワックス」が定番。通常品はワックスがついていなくて、ワックス付きはどちらかというと初心者向けなのだが、使いやすさで行ったらワックスの方がよすぎて比較にならない。ノーマル品は歯に引っかかって引っかかって使うの大変だから。
もし今後使うならワックス付きがおすすめです。

 

Fate/Zero (小説は2007、アニメは2011)

 アニメファンの間では一般常識的な一大シリーズの外伝的な位置づけに当たる作品だが、一般人からするとこのシリーズはかなりなじみが薄い。
原作がゲームだからというのが一番大きなポイントだが、それ以外にも専門用語や独自の概念が多すぎて理解しづらいという点も大きいだろう。
しかし、一流のクリエイターが妥協なくそれらの情報を詰め込んだ結果、これだけの人気を博したわけなので、わかる人だけわかればよいのかもしれない。
本作をこんな木っ端記事で説明するのは不可能に近いので、ほぼ骨抜きではあるが概要の概要だけ触ると、もともとはストーリーブック的なゲームとして制作された「Fate/Staynight」が大元。
日本のとある地方都市、冬木市では、7人の魔術師(マスター)が、歴史上・伝説上の人物である英霊(サーヴァント)を従えて殺し合いを行い、最後の一人がどんな願いもかなえるという聖杯を獲得するという「聖杯戦争」が、過去数回行われており、本作は第四次聖杯戦争を描いている。
サーヴァントにはぞれぞれ属性があり、以下の7種類が存在している。
セイバー(剣士)
ランサー(槍兵)
アーチャー(弓兵)
ライダー(騎兵)
キャスター(魔術師)
バーサーカー(狂戦士)
アサシン(暗殺者)
直接的な戦闘力ではセイバー・ランサー・アーチャーが優れているが、機動力ではライダー、爆発力ではバーサーカー、奇襲や搦め手の攻撃ではキャスターやアサシンが有利など、ぞれぞれの属性に応じた特異な能力があり、それぞれに該当する過去の歴史・伝説上の人物が召喚されこれらのサーヴァントになる。サーヴァントの本当の名(真名)を知られると、それがどんなサーヴァントで何が得意かなどの情報も洩れ不利となるため、通常マスターはサーヴァントのことを上記の属性で呼び、真名は用いない。
マスターは自らの魔術を体内でくみ上げた魔術回路を持っており、その力は代々血統として引き継がれていく。何代も継承されてきた魔術回路の方が強大である。この魔術回路とサーヴァントにゆかりのある憑代となる聖遺物を使って儀式を行い、サーヴァントと契約する。
契約を完了したマスターの手の甲には「令呪」呼ばれる、サーヴァントを使役する資格の証が刻まれる。令呪は三画で構成されており、サーヴァントへの絶対命令権を3つもっており、一つ消費するごとに一画ずつ消えていく。
サーヴァントはマスターの魔術力によって世に顕現しており、この量が不十分だと十分な力を発揮できなくなるなどの弊害が発生する。
マスターの魔力や得意領域、サーヴァントの得意分野や性格、そして敵のそれらの特性など、さまざまな要素を考慮しながら殺し合いを行っていくわけである。

Fate/Staynight」では第五次聖杯戦争が描かれているが、本作「Fate/Zero」では第四次聖杯戦争が描かれており、本伝の前日譚となっている。
ではなんで「Fate/Staynight」ではなく「Fate/Zero」を先に取り上げたのかというと、Zeroを先に見てしまったからである。それまではFateの存在を全く知らなくて、ただただそのシーズンに話題になっているアニメ、ということで前知識なく観始めたのだが、これが面白くてはまってしまい、調べてみたらこれが外伝であったというのが一つ。
また、「Fate/Staynight」の主人公である衛宮士郎遠坂凛、そして彼らの友人でありマスターの一人である間桐慎二やその妹でキーマンの間桐桜は高校生であり、陰惨な殺し合いを行うストーリーでありながら青春要素やラブ要素もそこそこ入っていて、バランスはとれているもののシリアスさでは少し物足りないこともある(別ルート「Unlimited Blade Works」や「Heaven's Feel」を描いた後年のアニメや映画はその点をかなり補完しているが)。
しかし、この外伝である「Fate/Zero」はほぼほぼ大人しか参戦していない(一人だけ高校生のウェイバー・ベルベットがいるが、やはり彼のパートはちょっとヌルい)ため、陰惨さやシリアスさが極限まで描かれていて一切の妥協がないのがとてもよかった。
最初にアニメを見て、そのあと小説版を読んだのだが、アニメではわかりにくかった細かいところが理解できてよかった。もともと本を書いたのも脚本も、今を時めく虚淵玄なので、ちょっと引いてしまうくらいの残酷さと思い切りが彼の持ち味であり、アニメも小説もその辺は抜かりがないのであろう。

Fate/Zero

Fate/Zero

  • 発売日: 2017/05/17
  • メディア: Prime Video
 

 

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(1995)(2.0は2008)

説明の必要もない、日本アニメ屈指の傑作。だいぶ前から何回も見ているが、たまたまテレビでCGを中心にリニューアルされた「2.0」を見たので懐かしく記念書き込み

そう遠くない近未来。科学の発達により、サイボーグ技術が進化発展し、脳さえあれば他の部位はすべて義体と呼ばれる人工物で補えるようになり、生身の体以上の力やスピードを発揮することができるようになっていた。
また、電脳と呼ばれるネットワーク技術も発展しており、自分の精神をネットにダイブさせることで、他のネットワークや人の体さえもハックできる技術が確立していた。

日本の公安9課に所属している草薙素子は、プログラマー亡命事件にかかわる外交官の暗殺任務を遂行したが、後日、外務大臣の通訳が電脳をハッキングされる事件が発生、これを凄腕のハッカー人形使い」の仕業であると推測した公安9課は調査を進める。

その中で人形使い接触した素子と同僚のバトーは、「人形使い」から、自身がネットの海で自然発生的に生まれた人工生命体であり、ひとつの生命体として日本への亡命を求めていることを告げられるのであった・・・

この話のすごさはいろんな人から数多語られていることでもあるし、ジェームズ・キャメロンの「アバター」やウォシャウスキー兄弟(姉妹か・・・)の「マトリックス」などは公然と影響を受けたと監督自身が語っている。
今さら僕などが語ることもないので、いつものように個人的に好きなところだけ触れる。

まず、当たり前のことながら義体の技術がすごいのだが、それをオープニングシーンですべてわからせるところがカッコよすぎて泣ける。
素子の脳が頭蓋骨状の殻で覆われ、神経が通り骨格が形成され、ガワがオートメーションで完成していく様が、荘厳なオープニング曲と相まって、なにやら神性すら感じてしまう。
このオープニング曲もよい。ブルガリア民謡か何かと思っていたが、よくよく聞くと日本語であり、古語の言い回しが用いられていて、とにかくかっこいい。川井憲次は「機動警察パトレイバー 劇場版」で楽曲の良さに感銘を受けてサントラを聞いていたが、この映画の音楽も素晴らしい。
この世界では、人間の体は物理的な要素で構成されているが、その中には「ゴースト」と呼ばれる魂のような実体はないが必ず存在するものがあり、ゴーストによって人格が形成されている、と解釈されている。
ゴーストは曖昧模糊なものではなく、測定可能なものであり機械的に検知することができるし、ゴーストハックと呼ばれる電脳を介した乗っ取りすら行われている。
これだけ即物的な物質文明が発展していながら、肝心なのはゴーストであるという逆説的なところが非常に日本的でワビサビが効いていてよい。これが理解できると、おのずからタイトルの「GHOST IN THE SHELL」が、オープニングに出てきた、素子の脳を包む殻と、その中に潜むゴーストを想起させるのである。かっこよい。しびれる。
ネット上の人工生命、という考え方はだいぶ昔からあるもので、その昔まだMS-DOSすらなくて、BASICが幅を利かせていた時代にあったブラックジョーク、「すべてのコンピュータをネットワークで接続して、人がコンピュータに『神はいるか?』と尋ねたら『いる』と。『どこに?』と聞いたら、『ここにいる(自分が神だ)』と答えた」みたいなところからずっと語られている概念だが、その人工生命体がネットワークを漂いながら、企業や人の電脳をハッキングして、自分の意志であれこれやらかし、最後には主人公と融合してネットの海に再び旅立つ(ネタバレなので白フォント)というのはなかなかない設定だと思う。
あと、ベタではあるが、首の後ろに接続端子を差し込む穴が外科的手術で作られていて(素子は全身義体なので始めからある)、そこに有線ケーブルを差し込んでネットにダイブするという描写は直接的でかっこいい。まあ、WIFIBluetoothが一般的になった今ではだいぶ古い描写になってしまったが、当時はまだまだインターネットと言えばADSLであり、電話線であったのだから、当然と言えば当然の話である。

本作は漫画原作で、漫画も読んでいるがやはり映像作品がすばらしい。
本映画の続編として「イノセンス」、およびテレビ版の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(続編のS.A.C.2nd GIGs、およびS.A.C. SOLID STATE CITY)がある。いずれ取り上げたい。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [Blu-ray]

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [Blu-ray]

  • 発売日: 2008/12/19
  • メディア: Blu-ray
 

 

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (セル版) (映像特典付)

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (セル版) (映像特典付)

  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

PC-8001はるみのプログラミング・レッスン (1982 高橋はるみ)

強烈に懐かしい。当時のベストセラーパソコンであったPC-8001の主要言語であるN-BASICを使ったプログラミングの勉強本。

と言ってもただの勉強本ではなく、著者が女子高生なのである・・・どど~ん!

そもそも女子高生が講師という時点でちょっとソワソワしてしまうのだが、さらにこの著者は文体というか口調というか、とにかく当時の女子高生としてもかなり言っちゃってんだろこれ!?というくらいのブリッ子?ギャル?おっさんとなってしまったいまではよくわかっていないのだが、そういう感じの文章で説明してくれるので、正直N-BASICは頭に入らず、ずっとはるみ氏の口調が目に焼き付いて離れなくなるという問題作である。

キーボードについて書かれた項目を見ると、
「とにかく「キーボード」(PCくんにいっぱーいくっついているボタンたちのこと)をいじってみなくっちゃ!! でも、「キーボード」って、ボタンがいっぱーいあるし、一つのボタンで、なんか知らないけど5つのはたらきがあるなんて、はるみにはちょっとついていけないかんじ。」
となっており、今読むと頭がクラクラしてくるが、これを読んでいた当時は小6から中1くらいのお年頃で、ドキドキしながら読んだものである。

当時一念発起して、自分でためたお年玉貯金と、「ゲームができるよ」と弟をだまして出させた弟のお年玉貯金、そしてなぜか協力してくれることになった父が供出したお金を結集して、NECの伝説の名機PC-8001を買ったのだが、購入した2か月後くらいにPC-8001mkIIが出るという痛恨のミスを犯してしまったのが今でも慙愧に耐えない。当時はパソコン系の雑誌なんて読んでないし、ショップの人は在庫処分できるのでホクホクで、新機種が出る予定なんて一言も言わないしで、情弱を絵に書いたような失敗だった。家族3人がなけなしのお金を、確か16万くらい集めて買ったんだと思う。やってはならない失敗であった。
あとでmkIIを買った友達にいじらせてもらったら、数年ぶりの後継機で、いろんな機能や性能が抜群に上がっており、さらに意気消沈したのを昨日のことのように覚えている。

この本は父が買ってくれたのだが、父が期待したのとは別方向で大変お世話になった。これで自分(中1)よりちょっと大人の女子高生について思いを馳せてドキドキするという楽しみを提供してくれたわけであるからして。

ただ、侮ってはいけない。この本を最後まで読んで、ひとしきり自分のPC-8001をいじくると、最終的には簡単なゲームができるようになるのである。
同時に、N-BASICの基本的なコードの書き方もマスターできてしまう。
実際、この本でN-BASICのことは一通り学ぶことができたし、今もIT関連の仕事をしているのはこの時の経験が大いに役立っている。

これで立派なプログラマーになったかというとそういうことはなく、マイコンベーシックマガジンという伝説の雑誌に出ているプログラムの印刷を目で見て自分のPCに打ち込むという、ネット主流の時代には考えられないアナログな気の遠くなるような方法、でプログラムを自分のPCに移植して、ゲームをやったりしていた。
N-BASICならまだ英語ベースなのでデバッグはやりやすいのだが、マシン語という16進数の羅列になるともう意味も分からないのでどこで間違ったのか見当もつかず、よく泣きそうになったものだ。

この本にはPC-8001、ひいてはパソコンへの興味を強く書き立ててくれた、大袈裟に言うと僕の人生の選択の一部を決定づけてくれた一冊である。

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コールマン(Coleman) ベンチ リラックスフォールディングベンチ オリーブ

キャンプでは椅子が非常に重要で、ほぼほぼ椅子に座って一日過ごすので当然と言えば当然である。
そのため、椅子の種類も千差万別。
一番節約するパターンでは地面に座ったり、地面に何か敷いて座る、というスタイルだが、これはバックパックやツーリングなどで荷物を少なくしたい時に仕方なくやるのであり、車で行く通常のキャンプではどうしたって椅子を持っていくことになる。
ちょっと前までは家でも使えそうな普通の高さの椅子が一般的だったが、最近はロースタイルが主流。家で使うテーブルに比較するとだいぶ低い位置に天板が来るテーブルを使うので、それに合うくらいの高さの椅子を使う。
荷物を少なくしたい場合は、ヘリノックスの折りたたみ式椅子が脚光を浴びた。背もたれと座る部分の布をフレームから丸ごと外し、フレーム自体がパタパタと畳むことができ、最終的にはペットボトルくらいの大きさにコンパクトにまとまるのに非常に丈夫で、しかも映える。もともとは荷物を減らしたいバックパックスタイルやツーリング用という位置づけだったのが、あっという間に大流行して、パチものを含めて広がっていき、今では車で荷物制限のない人たちにまで、おおよそキャンプ場の半分くらいの人がこのタイプを使っているように思える。
ただ、やはり荷物としての容積をできるだけ小さくしたい分、座り心地が犠牲になっている製品もある。値段が高い椅子はそういうのができる限り軽減されているのもあるようだが。
単純に椅子が大きければ快適だが、その分かさばるので、一人用且つコンパクトな折りたたみ椅子を用意するのが常だったが、最近は逆の発想でベンチタイプを使う人が増えている。
なぜかというと、圧倒的に快適だから。
一人で使えばもちろん快適だが、二人で座ってもそれぞれがシングルチェアに座るより快適。一人用の椅子はぎりぎり一人分のスペースしか確保していないので、お尻の部分の遊びが少ないのだが、このベンチタイプはたっぷりゆとりがあり、二人座っても通常のお尻サイズなら余裕があるので、非常にリラックスできるのである。
徐々にベンチタイプが流行っているらしいのは知っていたが、やはり運ぶ際の容積の大きさが気になって買うのは控えていた。
しかし、ある時にとあるアウトドアショップでたまたまこれの展示をしており、座ってみたらその素敵さにびっくりした。
いくつものメーカーからベンチタイプが出ているが、ショップで見かけたのがこのコールマンで、座り心地が忘れられなかったのと、他社と比較しても安くて、このオリーブの色が好きだったこともありこれを選択。

実際に使ってみると、思ったより車の積載容積は取らなかった。畳むと平面なので、工夫すれば無駄なスペースは使わずに済む。

また、キャンプの際はもちろん、自宅でもいろいろと使用シーンがある。
例えば、ベランダで涼んだり日向ぼっこしたり、昨今のコロナ事情で昨年夏に流行ったベランダキャンプでよく使った。
また、うちに子供がいる状態でテレワーク勤務している時、まだ幼い娘は離れていると寂しがるので、仕事している部屋にこのベンチを広げ、娘はそこでタブレットや絵本を見て、こちらはその横で仕事をする、という形で重宝した。

ヘビーに使うので汚れるが、シートはポリエステルで丈夫なのでガシガシ洗っても大丈夫。
今年も引き続きお世話になりそうである。

 

ゆるキャン△(2018)

 一昨年あたりにキャンプブームを巻き起こした作品。コミック原作が最初にあり、その後アニメやドラマになったが、コミックはAmazonのPrimeReadingで1巻しか読んだことがないので、アニメとドラマの視聴がメイン。
アニメは現在第2期が放送中である。

冬のソロキャンプが趣味の女子高生、志摩リン。自転車で冬の本栖湖・洪庵キャンプ場にやってきて、テントを張りキャンプを楽しんでいたところ、湖の近くのバス停のベンチで昼寝している女の子を見かける。
夜になり、さすがに帰ったかと思いきや、実は静岡から山梨へ引っ越してきたばかりで、自転車で富士山を見に本栖湖へ来たものの、疲れて寝てしまい気が付いたら夜で、スマホも持っておらず帰り道は暗くて怖いという状況に陥った各務原なでしこであった。
リンはおなかをすかせたなでしこにカレーヌードルをふるまう。なでしこは同じくらいの歳の女の子が一人でキャンプをしていることに感銘を受けるのだった。
後日、二人は同じ高校の同じ学年であることを知り、再び出会う。なでしこは「野外活動サークル」通称:野クルに入部し、仲間たちとグループキャンプを楽しむようになっていき、リンは引き続きソロキャンプを続けていくのだが・・・
初心者のなでしこが仲間たちとキャンプを楽しむうちに知識を身に着けていき、ますます興味が湧くようになる過程と、もともとベテランキャンパーのリンが、さらにソロキャンの奥深さを味わおうとしている過程が対比で描かれていて興味深い。
仲間とやるグループキャンプは確かに楽しいし、同時に一人でやるソロキャンプは、やったことがない人からすれば敷居が高いだろうが、一度やってしまうとこれほど快適なものもまたない、ということを知らしめてくれるのがリンのパートであろう。
彼女らが使っている道具・ガジェットは決して高いものではなく(高いものもあるが)、Amazonなどの通販で購入できるものをチョイスしてあるのが心憎い。キャンプ道具も修羅の道であり底なし沼なので、凝ろうと思ったらいくらでもお金をかけられる世界だが、そういうマウンティングではなく、等身大でキャンプを楽しもうとしている演出の好感度が高い。
また、最初は最低限の道具から始めているが、それでもキャンプは楽しいものだという印象を強くつけてくれたのもよい。便利な道具をいっぱい持っていたら勝ちなのか?そういうことではないだろう、それでいいのだ、ということを再確認させてくれる。
これによって初心者キャンパーたちに火がついて、全国にキャンプブームを巻き起こした。それまでよく行っていた「ふもとっぱら」キャンプ場などは、いついってもスペースに余裕のある広大な敷地が特徴であったが、このアニメで取り上げられてからは聖地化して、今では冬に行ってもそこそこ密集しているほどの混雑ぶりである。
本作で取り上げられたキャンプ場の中で行ったことがあるのは、陣馬型山、ふもとっぱら、富士山YMCA、今放映中のアニメ第2期では山中湖のみさきキャンプ場。どこもいいキャンプ場で、さすがいいところを選ぶなぁと思った。実際にキャンプをやる人から「そうそう、それそれ!」と思わせるチョイスがさすがである。
リンは最初自転車でキャンプに行っていたが、途中から原付スクーターを入手してツーリングキャンプにしたことで積載量も増え、移動距離も増えた。
と行っても彼女のルートはいつも過酷で、原付でそんな距離を計画しちゃいかん、くらいのハードな工程なのだが、まあそこはフィクションということで。
僕自身過去に何度かツーリングキャンプをやっているので、その楽しさも大変さもよくわかる分、感情移入して観ていた。

アニメの後にドラマ版が放映されたが、キャスティングが絶妙。よくわかっていらっしゃる感がすごくよく出ている。
アニメで見た限りでは、リンとなでしこのダブルヒロインな感じだったのだが、テレビ的にはそういうのは難しいのか、リンのシングルヒロインな扱いになっていてちょっと違和感があったが、それでも福原遥のリンは非常によかった。もうちょっとメイクをナチュラルにしてほしかったが・・・・
大原優乃(なでしこ)、田辺桃子(千明)、箭内夢菜(あおい)、志田彩良(恵那)など、メインメンバーがすべてピタッとはまっていて隙がない。やはり原作漫画がしっかりとしたブレない核になっているからこそ、アニメもドラマも一本筋が通っているのであろう。
あと、なでしこの姉の桜役、柳ゆり菜がものすごくよくてお気に入り。この人いろいろなところで頑張ってるなぁ。

ふじさんとカレーめん

ふじさんとカレーめん

  • 発売日: 2018/01/09
  • メディア: Prime Video
 

 

 

第1話 旅のおともにカレーめん

第1話 旅のおともにカレーめん

  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: Prime Video
 

 

 

第二話

第二話

  • メディア: Prime Video
 

 

仮面ライダー龍騎(2002)

 平成ライダー第3弾。
メール配信やWEB掲載を主とするネットニュース社OREジャーナルの見習い記者・城戸真司は、世の中を騒がせている連続失踪事件を取材中、その事件で失踪したと思われる男性の部屋の中で、奇妙なカードデッキを見つける。それをポケットに入れて以来、鏡やガラスの向こうに不思議なモンスターを見るようになった。
ふとした拍子に鏡の世界に迷い込んでしまった真司は、カードデッキの力で仮面の戦士に変身。同じような仮面の戦士がモンスターと戦っているのを目にする。
からくも鏡の世界から抜け出すことができた真司は、同じく仮面の戦士である秋山蓮と、彼と一緒に行動している神崎優衣から、連続失踪事件はミラーワールドに存在するモンスターが引き起こしたものであり、このカードデッキで仮面ライダーに変身することができ、モンスターと戦うことができることを知り、自身も仮面ライダーとして人々を守るためにモンスターと戦うことを決意する。
しかし同時に、仮面ライダーたちは13人存在し、最後の一人になるまで殺しあわなければならない宿命にあった。
それぞれの目的や理想のため、ライダーたちは戦い続ける・・・

本作は歴代の仮面ライダーの中でも最も異色と言っていいかもしれない。なにしろモンスターは、仮面ライダーがモンスターと契約するための養分でしかなく、メインテーマはあくまでもライダー同士のバトルロイヤルにあるのだから。
そして仮面ライダーだからと言って正義の味方ではなく、利己的な考えを持つ者や犯罪者などが、それぞれの理由で仮面ライダーとしてモンスターと契約し、戦い続ける。
主人公の城戸真司およびもう一人くらいだけが、この戦いに異議を唱え、戦いを終わらせようとするのだが、あとの人たちは、最後の一人になればどんな願いもかなえることができると言われているため、他のライダーを蹴落として自分が最後の一人になることだけを考えている。
中には余命いくばくもない病気を抱えた人間が生き残ろうとしている者もおり、そういった人が戦いをやめろと言われても容易に説得に応じるわけがない、という理屈付けがされているのがすごい。

また、ライダーが13人というのも当時は話題になった。ここまで数が多いのは響鬼と鎧武くらいか。でも響鬼は未登場の鬼(ライダー)も多かったので実質はもっと少ないかな。
残念ながらテレビ本編では13人も出ておらず、スペシャル版で1人、劇場版で2人が加わって全部で13人。ただ、テレビ本編では疑似ライダー的な扱いでもう2人出ているので、実質は15人のライダーが存在することになり、1年間の長丁場とはいえそれだけのライダーが出て存在感を発揮するのは並大抵の力技では無理である。よくもまあそれぞれのエピソードを出してきたなあと脚本の力に感心する。
また、テレビ版・テレビスペシャル版・劇場版でそれぞれ異なるエンディングが用意されていた。特にテレビスペシャル版は、エンディングが2パターン用意されており、どちらの結末が見たいか電話投票とネット投票で生で決めるという、今考えても斬新な方法を取っていた。のちにDVDで採用されなかった方を見たが、そんなに違う結末ではなかったのを覚えている。

ライダーの造形は西洋の騎士がモチーフになっており、それまでのクウガ・アギトは比較的昭和ライダーのイメージを色濃く残していたので、初めて見たときはだいぶ戸惑ったし、実際賛否両論あったようだ。ただ、13人のライダーは似ている人がほぼいない(一人だけ龍騎の影の存在としてリュウガがいるが)くらいバラエティーに富んだ個性を持っており、どれも味わい深い。
もちろん、当時のライダー事情として若手イケメン俳優が出てきてお母さま方がキャーキャー言うパターンは健在で、なにしろイケメンだらけなのでそっち方面ではだいぶよろしかったのではないだろうか。
個人的に好きだったのはそれぞれの変身シーン。主人公の龍騎と、準主役クラスのナイトはだいぶ簡単なポーズなのだが、ちょい出のライダーほどかなり複雑な変身ポーズを決めており、当時の僕はすでに30過ぎの立派な大人だったが、全員の変身ポーズを覚えようと一所懸命練習したものだ。まだできるかな~? 

第2話

第2話

  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: Prime Video