trangia(トランギア) メスティン TR-210

アルミ製の飯盒。

キャンプをしない人からすると、そもそも飯盒がなんなのか、という話になるが、飯盒とは直火でご飯を炊くための道具。
日本では真ん中がへこんでいる真っ黒な兵式の飯盒が有名で、実際昔はアレも使っていたのだが、Youtubeでヒロシが使っていたのを見て使ってみたくてこれを買った。
購入履歴を観たらこれを買ったのは2015年で、当時はまだソロキャンパー向けのマニアックな製品というイメージだったが、その後すっかり有名になり、ちょっとでもキャンプをやる人であれば知らない人はいないベストセラーになった。
また、最近はダイソーでも500円メスティンが売られており、すっかり市民権を得た感がある。本家より一回り小さいが。
本家のトランギアのメスティンは、これで1.8合まで炊けるらしい。実際使ってみた感じでは1.5合がギリギリな気がするが。
写真ではわかりにくいが、これ、相当コンパクトなので、「この大きさで1.5合行けるか?」と疑問に思うくらい小さい。
でも、実際使ってみると非常においしく炊けるのである。
なんでこんなにシンプルなつくりなのにご飯がおいしく炊けるのかすごく不思議。
もちろんご飯を炊くだけではなく、煮たり炒めたりするのにも使える万能調理器具である。
でも個人的にはこいつの真骨頂はご飯を1合炊くことだと思っている。
ご飯を1合炊くのにこんなに適した道具はない。

なお、これからトランギアのメスティンを買う人にはいくつか気を付けていただきたい事項がある。
まず、買ったら紙やすりで縁を一通り削って、バリを取ること。
トランギアはスウェーデンのメーカーで、向こうでは当たり前なのかもしれないが、商品として出荷されているのに、アルミの切り口が全く処理されておらず鋭利な断面のままなので、そのまま口を当てたりするとスパッと切れる危険がある。
そのため、紙やすりでエッジを丸くしておく必要がある。
次に使い方だが、水は多めであればおおよそでよい。
よく言われるのが、米1合に対して、メスティンの取っ手がついているリベットの丸の真ん中くらいまで水を入れること、というのがあるのだが、そこまで厳密ではなくてもOK。ただ少ないのはだめなので、多めな方でざっくりと。
結局、吹きこぼれてしばらく様子を見ることになるので、多めの水分はすべてそこで飛んでしまう。
米を入れ、水を入れたらすぐ炊くのではなく、30分程度吸水させること。実はこの吸水が飯盒炊きで最も重要な部分なのである。これをしないと芯が残ったり焦がしたりすることになるし、逆に吸水さえしっかりやっておけば、ほかの行程がある程度おおざっぱでもおいしいコメが炊けるのはもう保証されたようなものだ。
火加減は最初中火にする。強火だとあっという間に吹きこぼれが終わり焦げていくのでタイミングが取りづらい。可能な限り中火がよい。
一通り吹きこぼれてぶくぶく言わなくなってから数分後、小さい「チリチリ」という音が聞こえ始めるので、それが聞こえたらごくごく弱火にして5分ほど。
「チリチリ」という音は米が焦げ始めている音で、これでメスティンの中の余分な水分がすべて飛んで、米が固形になり始めたことを意味しているため、弱火で蒸すイメージ。
5分経過したら火からおろして、10分程度蒸らす。タオルか何かでくるんで熱が逃げないようにすること。
蒸らし終わったらさあ召し上がれ。おいしいぞ~!

なお、ダイソーなどで売っているパラフィンの固形燃料(よく和食コース料理の一人鍋で出てくる青い蝋燭みたいなやつ)を使う場合は、これ1個でほぼ1合炊きの火加減なので、風さえしっかりよける環境においてあれば、固形燃料に火をつけてメスティンをかけるだけで(エスビットのポケットストーブなどを併用するのが推奨されている)、燃料が燃え尽きて火が消えたころには炊けているらしく、自動炊きとも呼ばれている。
自分で火加減を微妙に調整しながら炊き上げるのが好きなので、やったことはないが。

trangia(トランギア) メスティン TR-210 【日本正規品】

trangia(トランギア) メスティン TR-210 【日本正規品】

  • 発売日: 2012/04/17
  • メディア: スポーツ用品