観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

FIELDOOR 電動エアーポンプ

前述のインフレータブルマット用として購入。

付属の袋を使うエア入れ法では相当大変だが、それ以外だと我が家には足踏み式のポンプと、電源が必要なコンセントタイプの電動ポンプしかなく、携帯式の電動ポンプを買うことにした。
インフレータブルマット購入時、Amazonが同時購入パターンを提示してごり押ししてきた電動ポンプがあったのだが、そちらはだいぶ作りが大きくて、キャンプにもっていくのには抵抗があったのと、プールに行った時に子供の浮き輪を膨らますのにも使いたい。この製品では大きすぎて、より小さいものが欲しかったので却下。
この手の電動ポンプはAmazonだけでも相当多くの種類が販売されていて、正直どれを選んだらいいか悩ましいところがある。
そのため、

・聞いたことのあるメーカー

・少なくとも販売は日本企業がやっているもの

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で絞り込んだところ、このFIELDOORの製品にたどり着いた。
このブランドも少し前は中国廉価製品の扱いだったように思うが、「あ~、それそれ。その機能が欲しかった!」的な痒い所に手が届く製品が多く、年を重ねる毎に信頼度が増しているように感じる。
本品もよく考えられていて、小さくともパワフルなポンプで安定感があり、件のインフレータブルマットもぺしゃんこの状態からエア入れしても5分弱でパンパンになった。
連続稼働は15分までとのことなので、十分すぎる性能である。
4種類のアタッチメントが付属しており、蓋の中に全部収納できるようになっているのがよい。
直感的で使いやすいスイッチも好印象だし、押し方によってライトにもできるのも地味に便利。暗い中でエア入れしなければならないシチュエーションにも耐えられそう。

ただ、残念ながら4つもあったアタッチメントどれを使っても、うちのマットの口には微妙に合わず、手で物理的に抑え込まないとエア入れできない。まあ、これは仕方がない。
マットのレビューで「棚用のゴム底脚を削ってアタッチメントを自作した」というのを見たので、とりあえず109円のゴム底脚をポチった。
週末になったら加工にチャレンジする予定。

 

コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル

車中泊およびテント泊時の二人用マットとして購入。

これまではKINGCAMPの厚さ3cmのインフレータブルマットを2枚重ねて使っていた。2枚あればすでに十分な厚さを感じていたのだが、この製品はシングルサイズのマットが真ん中でつながっているだけでのダブルサイズで、空気入れ口が二つ付いていて、それぞれで空気を入れる必要があり、難儀していた。
インフレータブルとはいっても好みの状態まではとても空気が自動で入らず、かといって吸入口が独特の形をしていてエアポンプなどがつなぎにくい構造になっており、人力で口でプウプウ吹かないと空気が入れられないのがとても面倒。
最終的には強引に足踏みエアポンプにつなげて使っていたのだが、使用から5年ほどたつと吸入口周辺からエア漏れが発生してふさぐことができなくなってしまった。というかよく5年も持ったわ。KINGCAMPのクオリティは高い。
というわけで、代わりを探してこれを買った。

購入のポイントとしては、厚さ10㎝であることと、空気が入れやすいこと、うちの車の荷台に広げられること、メジャーメーカーで信頼できること、一枚で完結すること(もう2枚重ねは面倒)、などがあげられる。
KINGCAMPやMOON LENCE、WAQなども検討の俎上に上ったが、本品はAmazonの価格の高下が激しくてたまたま安い時期にあたったこと、テントやクーラーボックス、カーサイドタープもコールマンを使っていてなじみ深かったことなどから本品を選択した。

商品到着後、さっそく広げてみた。
インフレータブルとはいえ、ほっぽらかしにしていてもなかなか自動的には膨らまない。30分ほどおいて、やっと6~7割くらい膨らんだかな、というくらい。
もともと付属の袋に弁がついていて、袋に空気を送り込んでからマットに吹き込むことができるのだが、実際にやってみると、ある程度マットが自然膨張した状態から始めたとしても、相当な回数をこなさないとパンパンにはならない。こりゃ実用にはならない、と思った。
ただ、パンパンにして寝てみて思った。これじゃ硬すぎる!
ということで、エアを少し抜いてみたらちょうどよくなった。これならそんなに追加で入れなくてもいいかもしれないな。自然膨張のみではどうあっても足りないけれど・・・
しかし厚さ10㎝(正確には9.7cm)は伊達じゃない。ものすごく快適で、家で使っているベッドのマットレスと比べても遜色がない。
これを車中泊やテント泊で使えたら、快適すぎるじゃないか!
もうワクワクが止まらない。早く実地に行きたいものである。

 

 

映画『ゆるキャン△』(2022)

社会現象にもなった「ゆるキャン△」の劇場版。

高校生の頃、キャンプを共に楽しんだ仲間たちも社会人となり、それぞれの道を歩んでいた。東京の出版社で編集者となったリン、東京のアウトドアショップ店員となったなでしこ、山梨県の観光推進機構にUターン就職した千明、地元で小学校の先生となったあおい、横浜でトリマーとなった恵那。
千明が立ち上げた地元再生計画に巻き込まれた形で再会を果たした5人。数年前に閉鎖された施設をキャンプ場に再生すべく、仕事の合間を縫って協力していく・・・

ストーリーに大きな起伏があるわけではなく、ヒーローや悪役がいるわけでもないので、引き込まれるような展開はないのだが、旧作でメインキャラたちの魅力に引き込まれたファンであれば、その雰囲気がもう一度味わえるということだけでも楽しめる映画となっている。
本作では登場人物たちが全員社会人として巣立ちしており、大人としての立場でそれぞれ葛藤しながらも旧友たちとのひと時を大事にする様子が描かれており、昔通りの仲良し5人組が見たかった人からすると、「ああ、あの時間は二度と戻ってこないんだな」という残念な再確認をせざるを得ないため、いつまでもキラキラしたゆるキャン△でいてほしい勢にはちょっとキツい内容なのかもしれない。
個人的には、原作にはない成長した5人の世界線を垣間見れたことが単純にうれしかったのでよかった。
ただ、単純にキャンプシーンが少なかったような。もうちょっと最近の便利なキャンプギアを得意げに使いまわしたりしてほしかったが、入れすぎると風化も早いし、仕方ないかな~。

 

コールマン(Coleman) テント カーサイドテント 3025

元々はここでも取り上げたコールマンのツールームテントを使っている。
あれはあれでよいものなのだが、一昔前のテントということもあり、立ち上げるのにとにかく手間がかかる。
その最大の手間はポールの多さで、リビングの天井で6本、それを立ち上げる足に4本、寝室に2本で、最低でも12本のポールを組み立てて通してひっかけて、を行わなければならない。フラップを上げようとするとさらに2本である。これを全部やってからペグダウンなどするともうヘトヘトである。
ほぼほぼ土日で行くので、初日に苦労して設営しても翌日には撤収。労働力がもったいない。まあそんなことを言っていたらキャンプなどできないのだが・・・
現在我が家の自家用車はFREED+で、もともとこの車は小ぶりながら3列シートの7人乗りだったところを、最後尾席を取っ払い、フルフラットにできるところが「+」というわけだ。これを車中泊に使わない手はない。
ということで、寝るのは車の中、リビングだけ外に設営したい。

そこで購入したのがこちらのカーサイドテント。
タープだけ張ればいいだろう、と最初は思ったのだが、メインで使っているツールームテントの最大の強みは、リビングの壁面をすべて閉じることができるという点で、これがあると強風下でも大雨でも何の不自由もなく過ごせる。今まで何度も助かってきた。
そのため、カーサイドでも同様のことができるという条件で探したところ、ロゴス、小川テント、そしてコールマンで手ごろな値段のものがみつかり、3つの中で一番居住区画の容積が大きそう、という理由でコールマンを選択した。

で、実際に2回ほど使ってみた。
天井は2本のポールを交差して張り、2本のサイドポールで二隅を立ち上げる。
その反対側2か所を車に固定することで部屋を作る。
車に隣接している側には壁はないので、直接車に出入りできるようになっている。

当たり前だが、ツールームテントより格段に設営が楽。
といってもおそらく小川テントやロゴスに比べるとポールの数がやはり多くて、それらの方がもっと設営は楽かもしれない。こちらのテントは天井用ポールと立ち上げ用ポールが別々なので、それぞれ別個につなげなければならないという手間がある。
まあでも、12本ポールで過ごしてきた身にとってはなんということもない。
そして、居住空間が面積も容積もたっぷりとれるので、非常に過ごしやすい。
というかほぼいつものツールームテントのリビング部分と同じ大きさなので、おなじみの感覚がそのまま使えるのが大きい。
ロゴスや小川テントの方は、上の方が車寄りに傾斜しており、天井の部分が斜めになっている印象だが、こちらは天井がしっかりあるので実質的な活動領域が多く取れているように思う。
車で寝るのが問題なければこれでまったくもってOK。よくできてるなぁ。

ただ、問題がないわけでもない。
車との接合は付属品だと吸盤になっていて、それを車の天井に張り付けるのだが、車にもよると思うがうちのFREED+は天井が微妙に湾曲しており、絶望的なまでに吸盤が張り付かなかった。
初回はそれで強風にあおられ、あっけなくはがれてはぺしゃんこになる、というのを繰り返したので、2回目は強力磁石(下記)をあらかじめ買っておいた。
そのまま使うと車に傷がつきそうだったので、いらないハンカチを切り抜いて、付属の両面テープで接合面に貼ったところ、ちょうどいい感じに。
本テント2回目の使用時に実際に使ってみたが、風が吹いてもびくともせず、思った通りの出来栄えでほっとした。
また、結局は地面と触れているのは2本のサイドポールだけなので、風に吹かれるとだいぶたわむ。そのため、横から出ているロープでの補強がマスト。この分手間がかかる。
また、下部のスカート部分は何も固定されていないので、見栄えよくしたい場合は8か所ほどペグダウンしないとピラピラする。結局結構手間がかかっているような気も・・・
まあでも、キャンプとはそういうものだ。手間も楽しみのうちということで。

 

 

 

 

電球型LEDランタン

 前の記事で書いた、キャンプで使っている電球型ライト。

下に張ってあるAmazonのリンク先にあるのはかなり高いが、僕が買ったのはもっとチープで安っぽい中華製の一点もの。
たしか、ひとつ100円前後だったと思う。
もちろん明るさはたかが知れているのだが、これが数の正義と言えばいいのか、数があるとそれなりに明るくて楽しげに見えてしまうのである。
中に入れているニッケル水素充電池の方が何倍も高いという状態だが致し方なし。
これをテントの軒先や、道具をしまってあるボックスの上や、テーブルの上などあちこちに配置する。
すごく明るいライトが一つあった方がよく見えるのだと思うが、小さなライトがいくつもあるとちょっと楽しくなるというか、ホビットの村みたいになるというか。
雰囲気重視で採用しているのは否めないが、楽しいからいいのである。
意外とこのライトをこういう風に使っているキャンパーは今まで見かけたことがないので、例えば炊事場に食器を洗いに行って、暗い中戻ってくると、それなりにオリジナリティのある明かりの見え方なのですぐ自分のテントがわかるという点も嬉しい。
また、子供が夜ちょっとトイレに行きたい、という時に持たせるのにもちょうどよい。
子供の手にしっくりくるこじんまりとした大きさだし、なくすほど小さくもない。
ちなみに上の部分がフックになっている方が使いやすい。最近Amazonでよく見かけるのは上の部分がカラビナになっているタイプで、一つ実際に持っているのだが、意外に使いづらい。フックの方が気軽に使えるのでお勧めである。

 

 

ユニフレーム ツインバーナーUS-1900

最初のうちはカセットコンロで調理することが多いキャンプ。しかし徐々に慣れてくると、コンロが二口あると便利だなぁと思うようになってくる。
一昔前だと、ホワイトガソリンを使ったコールマンのツーバーナーが主流で、キャンプ場のあちこちでプシュープシューとポンピングする音が聞こえるのが普通だったが、その後より簡単なコンロとしてOD缶(OutDoorの略。登山など高地・低温でも使用できるガスカートリッジ)を使ったツーバーナーが登場し、我が家でもコールマンのOD缶ツーバーナーを購入し、長らく使ってきた。
しかしながら、OD缶はキャンプの時しか使用用途がないことと、独特な形状をしているがために荷物の中でも容積を占有することから、使いづらいなあと内心思いながら使っていた。

そんな中、ユニフレームやSOTOからこのCB缶(Cassette Gas Bombeの略。いわゆる家庭使用のカセットコンロでよく使われている長細いボンベ)向けのツーバーナーが出たことで可能性が広がった。うちで行くキャンプは、いわゆるファミリーで楽しくキャンプできるようなキャンプ場にしか行かないので、高地でもなければ低温でもない。CB缶で十分である。

当時、ユニフレームとSOTOのどちらにしようか相当悩んだのだが、作りがしっかりしているのと見た目のカッコよさでユニフレームを選択。当時はまだゆるゆるだったふるさと納税で、モンベル直営店のポイント券を出している自治体があったので、そこで納税する代わりにポイントをゲットし、新宿のモンベル直営店で本品を入手したのだった。

実際に使ってみると、予想以上に使い勝手が良いのに驚いた。炎は十分強いし風にも強い構造。真下にCB缶を付けるのだが、その状態でも使えるように足がついているのでテーブルの上などでも使える。何よりCB缶は運ぶのが楽で、荷物としてパッキングしやすいし、ガスが残っても自宅で鍋をする時に十分消費できる。これは便利や~!

ファミキャンメインの人には自信を持ってお勧めしたい逸品。

 

コールマン 寝袋 コルネット/L5 ネイビー

 初めてソロキャンプ用に買った寝袋。下に張ってあるのは厳密には同じではないが、もう販売していないので一番近い奴を張ってある。

それまでは妻と二人でファミリーキャンプをすることが多かったため、封筒型で接続できるタイプの安い寝袋を使っていたが、このマミータイプに憧れがあり、ソロをやると決まった時に、真っ先にAMAZONでポチった。
当時は何がいいのか悪いのか全く分かっていなかったので、テントと同じコールマンにしておけば間違いないだろうと思い、まだ冬キャンプデビューするには敷居が高かったので3シーズンのみ使えて、ダウンは高いのでポリエステルでそこそこよさそうなやつ、ということで選んだのがこれ。
今だったらこの選択肢はないが、よくわからないなり買った割には、結果的にはいい買い物だった。

数千円後半くらいのリーズナブルな価格なのに、そこそこ暖かいし居住性もよい。まあ僕自身がかなりチビなので、サイズが足りなくて窮屈、ということにはならないのが救いということもある。
仕舞い寸法もだいぶ小さいので、バイクでキャンツーに行くにはもってこいである。
もちろんモンベルなどのお高いシュラフなら、これよりもっと小さい仕舞い寸法になるシュラフがいろいろあるのだが、お値段控えめというところが重要で、ソロキャンプ初心者が手を出しやすいところに絶妙な製品設定をしているコールマンさんの妙技と言えるだろう。
子供ができて家族三人になってからのファミリーキャンプでは、封筒タイプのシュラフは妻と子、僕は一人でソロ用シュラフを使うようになったので、そのままこいつが役に立っている。
体感ではおおよそ4月以降、10月くらいまではこれで十分。
晩秋から早春にかけてはもうちょっと暖かいシュラフがいるので、別途それ用を後から買ったが、こいつもまだまだ現役戦力として頼もしい奴である。