観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

コールマン(Coleman) ベンチ リラックスフォールディングベンチ オリーブ

キャンプでは椅子が非常に重要で、ほぼほぼ椅子に座って一日過ごすので当然と言えば当然である。
そのため、椅子の種類も千差万別。
一番節約するパターンでは地面に座ったり、地面に何か敷いて座る、というスタイルだが、これはバックパックやツーリングなどで荷物を少なくしたい時に仕方なくやるのであり、車で行く通常のキャンプではどうしたって椅子を持っていくことになる。
ちょっと前までは家でも使えそうな普通の高さの椅子が一般的だったが、最近はロースタイルが主流。家で使うテーブルに比較するとだいぶ低い位置に天板が来るテーブルを使うので、それに合うくらいの高さの椅子を使う。
荷物を少なくしたい場合は、ヘリノックスの折りたたみ式椅子が脚光を浴びた。背もたれと座る部分の布をフレームから丸ごと外し、フレーム自体がパタパタと畳むことができ、最終的にはペットボトルくらいの大きさにコンパクトにまとまるのに非常に丈夫で、しかも映える。もともとは荷物を減らしたいバックパックスタイルやツーリング用という位置づけだったのが、あっという間に大流行して、パチものを含めて広がっていき、今では車で荷物制限のない人たちにまで、おおよそキャンプ場の半分くらいの人がこのタイプを使っているように思える。
ただ、やはり荷物としての容積をできるだけ小さくしたい分、座り心地が犠牲になっている製品もある。値段が高い椅子はそういうのができる限り軽減されているのもあるようだが。
単純に椅子が大きければ快適だが、その分かさばるので、一人用且つコンパクトな折りたたみ椅子を用意するのが常だったが、最近は逆の発想でベンチタイプを使う人が増えている。
なぜかというと、圧倒的に快適だから。
一人で使えばもちろん快適だが、二人で座ってもそれぞれがシングルチェアに座るより快適。一人用の椅子はぎりぎり一人分のスペースしか確保していないので、お尻の部分の遊びが少ないのだが、このベンチタイプはたっぷりゆとりがあり、二人座っても通常のお尻サイズなら余裕があるので、非常にリラックスできるのである。
徐々にベンチタイプが流行っているらしいのは知っていたが、やはり運ぶ際の容積の大きさが気になって買うのは控えていた。
しかし、ある時にとあるアウトドアショップでたまたまこれの展示をしており、座ってみたらその素敵さにびっくりした。
いくつものメーカーからベンチタイプが出ているが、ショップで見かけたのがこのコールマンで、座り心地が忘れられなかったのと、他社と比較しても安くて、このオリーブの色が好きだったこともありこれを選択。

実際に使ってみると、思ったより車の積載容積は取らなかった。畳むと平面なので、工夫すれば無駄なスペースは使わずに済む。

また、キャンプの際はもちろん、自宅でもいろいろと使用シーンがある。
例えば、ベランダで涼んだり日向ぼっこしたり、昨今のコロナ事情で昨年夏に流行ったベランダキャンプでよく使った。
また、うちに子供がいる状態でテレワーク勤務している時、まだ幼い娘は離れていると寂しがるので、仕事している部屋にこのベンチを広げ、娘はそこでタブレットや絵本を見て、こちらはその横で仕事をする、という形で重宝した。

ヘビーに使うので汚れるが、シートはポリエステルで丈夫なのでガシガシ洗っても大丈夫。
今年も引き続きお世話になりそうである。