観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024)

仮面ライダーを視聴してきた中で平成一期が一番好みで黄金期だったが、その中でも一番キラキラしていたのが555(ファイズ)だった。
その20年ぶりの劇場版が昨日封切られたということで、さっそく観てきた。

真理と草加、海堂、啓太郎の甥の条太郎たちは、クリーニング屋を経営しながら、オルフェノクの保護を行っていた。しかし北崎率いるスマートブレイン社は政府により企業再生され、オルフェノク撲滅のための組織と化していた。
スマートブレイン社の仮面ライダーミューズが率いるライオトルーパー軍団がオルフェノクに襲い掛かる中、草加仮面ライダーファイザとオルフェノクたちが対抗する。
両者が対峙する中、乾巧が帰ってきた。仮面ライダーネクスファイズとして・・・

まだ封切られたばかりのホヤホヤ映画なので、極力ネタバレはしたくない。
しかし、ネタに触れないと書けないことが多すぎてどうしたらよいか・・・もちろんしばらく時を置いて上映が終わり、何なら円盤の販売が開始されてから書けばよいのだが、この感動だけは残しておきたいので、無理やり書く。

巧、草加、真理の変わらなさにまず感動した。
巧=半田健人草加村上幸平はいろんなところで絡みや対談を観てきたこともあり、なじみがあったはずなのだが、555という媒体を通してみると「帰ってきた~!」感が強くて泣ける。
真理=芳賀優里亜はほかのライダーシリーズに出ていたし、牙狼にも出ていたし、他の映画等でも出演されているのは見かけていたが、やっぱり555で観ると胸が熱くなる。
海堂=唐橋充も他のライダーや戦隊で出演されていたし、奥様=水野美紀Youtubeはキングオージャー関連でよく見ていたので、出演された回もありがたく拝見していたが、この映画でも海堂節がいっぱい聞けて嬉しかった。
北崎=藤田玲は個人的にはもう既にドラゴンオルフェノクの人というより銀牙騎士絶狼の涼邑零なのだが、ちゃんと北崎君になっていてよかった。というか北崎って望っていう名前だったのね。本作で初めて名字だけではなく名前がついたとのこと。まだ幼く見えた(そう見える演技をしていた)当時と比べて、本作では敵としてだいぶ大人で抑えめな役どころ。それもまたよかった。
テレビシリーズでは数話しか出てこなかった廉価版のモブ的ライダー、ライオトルーパーの皆さんもいっぱい出ていたのはよかった。
さすがに20年たつとガラケー変身はできないということでスマホになったようだが、スマホの画面内でボタンをタッチする形に。今どきだったら事前登録した番号を呼び出すんじゃないだろうかと思ったが、あの「ぴっぴっぴ、スタンバイ」が聞けなければ555の変身じゃないわけで、苦心された様が垣間見えて滋味深い。
新ライダーのミューズはギリシャ文字の「M(ミュー)」を由来としているようで、顔がMをモチーフにしたデザインになっている。今どきなエッジが立ったデザインながら、色使いが控えめで平成に寄り添った印象で好感が持てる。
ストーリーはかなり突き抜けており、いくつかの「それ気になってた!」がきちんと描かれているのには泣きそうになった。
Vシネなので尺が65分と短いのだが、あっという間なのに満足感はいっぱい。テンポよくお話が進んだからこそであり、スタッフの皆様に御礼申し上げたい。

グランドシネマサンシャイン池袋で観たのだが、近くにあるサンシャインシティバンダイナムコ Cross Store 東京で映画と連動したイベント「仮面ライダー555 20th EVENT ~My Mission Memories~」をやっており、スーツやフィギュアが展示されていた。
朝一の上映だったので、ショップ開店と同時に入店し、人が少ない中でじっくりと観ることができたのでよかった。あ~フィギュア購入しようかなぁ。悩み中。

今日は魂の洗濯ができたなぁ。

 

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