AmazonプライムビデオでやたらめったらCMが流れるので観てみた。
コアラのバスター・ムーンが経営する「ムーン劇場」は経営が立ち行かず、破綻の危機を迎えていた。起死回生の策として、なけなしの手持ちのお金を使って賞金1000ドルの歌のオーディションを開催することに。
しかし秘書でイグアナのミス・クローリーのしょうもないミスのおかげで、チラシには10万ドルと印刷して町中に流れてしまった。
仕方なくムーンは金策に走りながらオーディションを続けることに・・・
いろいろと問題を抱えている歌い手さんたちの背景を追いながら、それぞれが一皮むけていき最後のショーでそれを花咲かせるという、王道パターンのストーリー。いろんなところで見たことがあるような。まあでもみんな好きだからよいのよ。
どう考えても字幕では楽しめないと思って吹替版にしたが大正解。ムーンのウッチャン、長澤まさみのアッシュはまあ当然ながらセリフがうまかったが、ジョニー役のスキマスイッチ大橋卓弥、ミーナ役のMISIA、グンター役のトレエン斎藤はものすごいセリフ棒読み感。でもみな歌がうまいので最後のショーのところはとてもよかった。もちろんすべてここに照準を合わせたキャスティングなのだけど。
しかし主人公的な役どころのコアラのムーン、こんないい加減で適当な奴がとりまわしてたら、普通ならこんなショー絶対うまくいかないよな~。
いくら子供向けでコミカルさが要求されるとはいえ、ちょっと引くわ。
まあでも、ショーへの情熱だけは本物だったということで、こういう話は主役が一番問題を抱えていないと、乗り越えた時の気持ちよさが味わえないから致し方なし。
「天使にラブソングを」のデロリスもヤクザに追い回されていたし。