観たり読んだり備忘録

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。それ以外もちょこちょこと。

ヤマハ サウンドバー SR-B30A

以前はミニコンポを持っていて、それで音楽を聴いたりしていたが、まあ相当な安物で音質は悪く、音さえ聞こえればよいという程度だったこともあって次第に使わなくなり、何かの折に捨ててしまった。
その後、旅行の際、とあるホテルの部屋にSONYサウンドバーが置いてあって、「Bluetoothでつないで好きに使って」とあったので試したところ、その音の良さに驚いた。
まあおそらくはそのホテルが防音に自信があったからこそのお試しであり、そもそも部屋の環境もよかったのだとは思うが、こんなにいいものなのかと感心した。
それからいろいろと調べたり、家電量販店に行って試聴したりを繰り返し、最終的には本品にたどり着いた。

まずは原則として、サウンドバーの音質は通常のスピーカーにはかなわないという前提があり、それを理解・納得した上で使う必要があるようだ。
大きな一軒家に住んでいて、防音の効いた一部屋で自由にスピーカーを配置できるのであれば、サウンドバーを導入するメリットはなさそう。
また、サウンドバーは大きく分けると低音専用のウーファースピーカーが外出しになっているタイプと、内蔵されているタイプに分かれ、当然のことながら外出しの方が音がよい。
こちらもスペースの問題があるのと、集合住宅では低温が響き過ぎて階下等に響いてしまい、近所づきあいに支障をきたす可能性があり、外出しの選択はできない。
あと、メーカーや機種によってだいぶ音の味付けが変わる。
高い音を綺麗に出すことに注力しているものもあれば、映画館っぽい音を出すことに特化している製品もあったりする、というのは試聴して初めて分かった。
あとはお金をかければかけるだけよい音になる感じ。
予算的にはJBL BAR 5.0 MultiBeam やソニー HT-X8500 も候補だったが、実際に聞いてみて相性が良かったのが本品だったのでこれを買った。
比較的平均的にクリアに聞こえて、あまり主張してこないタイプだが、高音も低温もしっかりと聞こえて雑味が感じられないのがよかった。

実際に設置しようとしたところ、我が家のテレビは古すぎて光ケーブルしか接続できず、同梱のHDMIケーブルではつなげなかったので、あとからAmazon Basicの光ケーブルを追加購入して接続。
何の問題もなくすぐ音が出た。
やはりテレビの音とはまるで質が違う。特に映画を観ると差は歴然で、臨場感がぶわっと広がってくるのがすごい。
また、Youtubeで音楽を流すだけでもだいぶすごい。特に最近の音楽はいいスピーカーで聞けるように作り込んであるのがよくわかる。
対照的に、若いころ聞いていたような何十年前もの曲だと、CD音源でも曲によってはしょぼく聞こえたりして、楽曲制作側のテクノロジーの進歩が音でわかってしまうのがなかなかすごい。

ただ、ニュースやバラエティを見ている時は、テレビのリモコンで音量をいじることができないのでちょっともどかしい。
eARC/CEC対応のHDMIがあるテレビであればリモコン連動できるらしいので、いずれテレビを買い替える時には要チェックということで。

また、付属のリモコンもあるが、スマホにアプリを入れてBluetoothでつなげると、スマホからボリュームやモードを変更できるので便利。
このアプリ操作は賛否あるようなのだが、あまり値の張らないサウンドバーだけあって液晶モニターなどはついておらず、LEDの簡素な光でしか現在の状態がわからないので、リモコンだと逆に使いづらく、アプリで現在の状態を目で見ながら操作できるのが使いやすいと思った。
まあでも、ほんとは本体に表示してほしいよなぁ。

大袈裟に言うとQOLがグッと向上する、よい製品であった。買ってよかった。