1970年代、子供だった頃に放映されていた「仮面ライダーアマゾン」。
ジャングルで育った野生児の主人公が「あーまーぞーん!」と叫ぶとトカゲ系のライダー、仮面ライダーアマゾンに変身するというあれを、造形はほぼそのまま使ったものの内容は一新して製作されたのが現代版の「仮面ライダーアマゾンズ」で、
・完全に大人向け(内容はすごくグロい)
・Amazon Prime Videoオリジナル作品
・テレビ形式で30分1話で連続するストーリー
・1stシーズンと2ndシーズンがあり、それぞれ主人公が違う
という特徴を持つ。
本作はその劇場版で、本編とはあまり関係のないオリジナルストーリーとなっていて、1stシーズンの流れを汲んだ建てつけになっている。
未知の生命体アマゾン。いつからかそう呼ばれる人型の怪物が人間を襲い始めた。駆除班と呼ばれる先頭集団がアマゾンを倒すべく奔走する中、野座間製薬では秘密裏にAMAZONに関する実験が行われていた・・・
この世界では怪物もライダー的な人もみな「アマゾン」と呼ばれており、人為的にアマゾン体になるためにベルトが存在するイメージ。
ただ、元の作品へのリスペクトを表すためか、変身するときはちっちゃい声で「アマゾン」とつぶやいてから変身するのがちょっと安心する。
本劇場版は緻密な構成の本編と比較してかなり雑な内容なので、ファンからはかなり酷評されているのだが、個人的にはあの重くて暑苦しいストーリーとは別に気軽にアマゾンズを見ることができただけでもめっけものかなあと思っている。
なによりアイデアとして○○牧場という考え方が面白い(ネタばれなので伏字)。まあアイデア倒れな感は否めないけれども。