宇宙の戦士(1959)ロバート・A・ハインライン

新訳版出てたの知らなかった。中学生の頃に矢野徹訳版を読んだだけだわ・・・そのあと何度も読み返してるけど。 SF御三家の一人、ロバート・A・ハインラインの代表作であり、いろいろな創作物に影響を与えた大元とも言える、SFの古典的名作。 人類が宇…

狼の紋章(ウルフガイシリーズ)(1971)平井和正

平井和正の日本SF小説。 私立中学校・博徳学園はその名とは裏腹に不良だらけの荒れた学校だが、そこに一人の転校生がやってきた。彼の名は犬神明。不良だらけのこの学園で、どんなに絡まれても音をあげない謎の少年である。 夜の街で不良に絡まれている彼…

どこまでもアジアパー伝(2001)鴨志田譲・西原理恵子

アジアパー伝の続編。 引き続きアジアの各地で、ダラダラと沈没したり、橋田さんにこき使われたりする話がちりばめられている。 序盤ではタイのスラム街にある激安居酒屋で飲んだくれる鴨ちゃんと水商売の女の話。 現地の人からもクズ扱いされており、その立…

アジアパー伝(2000)鴨志田譲・西原理恵子

もともと大学生の頃に西原理恵子のエッセイ漫画にドハマりし、単行本が出るたびに買っていたが、その連れ合いである鴨ちゃんのエッセイ。 一部漫画パートを西原理恵子が書いている。 鴨志田譲は戦場カメラマンに憧れ、アルバイトでためたお金を握りしめてタ…

とり眼ひとの眼(1989)とり・みき

漫画家とり・みきのエッセイ集。 エッセイ集と言いつつ、この本のかなりの割合が原田知世で占められている。 当時、とり・みきを含む若手SF業界の関係者の間で、「時をかける少女」という大林宜彦監督作品がめちゃくちゃ流行った時期があり、彼らはみな原…

第二次脱出計画(1988)かんべむさし

徳間書店が月刊誌として発行していたSFアドベンチャーで連載していた半自伝的小説。 主人公はペンネーム「なんのぼうし」。大学で広告研究会に入り、広告業界に入りたい入りたいと学生時代から念じ続けており、なんとか入れる広告代理店に就職したのだが、…

超芸術トマソン(1987)

みなさんも一度や二度、見たことがあるのではないだろうか。 壁の真ん中あたりに扉があり、どう考えても出入りできなさそうなやつ。 もしくは、壁に向かって階段が上がっていき、どこにも行けないやつ。 または、庇(ひさし)だけあって窓が存在しないやつ。…

あしながおじさん(1912)

知らない人はいない普遍的な作品。 孤児院で育ったジルーシャ・アボットは、その文筆の才能を見込まれ、とある匿名の慈善家の厚意によって、定期的に手紙で報告することを条件に、大学へ進学させてもらえることになった。 一瞬だけ見かけた彼のシルエットか…

グレー・レンズマン(1939 エドワード・エルマー・スミス レンズマンシリーズ)

レンズマンシリーズ第二作。「銀河パトロール隊」の続編。 前作でボスコーンのトップであるヘルマスを倒したレンズマン・キムボール=キニスン。倒れる寸前のヘルマスが指令室にある謎の球体に意識を向けたのを察知したキニスン。、そこから発せられた通信ビ…

銀河パトロール隊(1937 エドワード・エルマー・スミス レンズマンシリーズ)

スペースオペラ(宇宙を舞台とした冒険活劇SF)のパイオニアにして至高のシリーズ開幕編。 SF沼に引きずり込まれたきっかけになった作品でもある。 時ははるか未来、人類は太陽系、果ては銀河系の知的生命体との邂逅を果たし、彼らとともに一大銀河文明…

アンドロイドお雪(1969)

平井和正の初期単発長編。 近未来世界で、アンドロイドが人間の従僕として日常的に使われ始めた時代、主人公の若い刑事・野坂のもとに一体のアンドロイドがやってきた。 彼女の名はお雪。昔野坂が助けたことのある犯罪者が死ぬ間際に、彼のもとへ行けと雪へ…

南仏プロヴァンスの12か月(1993)

ロンドンのやりて広告マンだった筆者が、奥さんと二人ですべてを引き払い、南仏のプロヴァンスへ移住。 そこでの生活を12のエッセイでつづったもので、当時は爆発的なベストセラーとなり、プロヴァンスブームを巻き起こした。 もう何度も読み返しているが、…

ムツゴロウの無人島記・続ムツゴロウの無人島記(1972)

子供のころはフジテレビで頻繁に「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」が流れていて、当たり前のようにムツゴロウと動物王国の様子を見ることができたのだが、今から考えれば相当とがったことをやっていたと思う。 本作はそんなムツゴロウさんの原点である1年間…

狼のレクイエム第三部(平井和正・1985)

久々に再読。 当時はSF小説の雑誌がいくつもあって花盛りだった。 これはそのうちのひとつで実際に購読していた「SFアドベンチャー」でも時折載っていた、ウルフガイシリーズ「狼のレクイエム」第3部。 徳間のハードカバー版では全部で4作あり、 1.黄…

犬神明1~10(平井和正・1994)

中学生の時に夢中になった呼んだウルフガイシリーズの完結編。 「狼のレクイエム」第四部に当たる。 書棚にしまい込んでから数十年の月日が流れたが、場所を断捨離するためにデータ化したのを記念に再読。 「狼の紋章」「狼の怨歌」「狼のレクイエム」のあの…

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』青木薫 訳、新潮社〈新潮文庫〉(2016)

正直数学にはそれほど興味はないし、難しい本が好きなわけでもない。 ただ、数年前、どこぞの動画サイトへ違法アップされていた、ポアンカレ予想のドキュメンタリーがものすごくおもしろかったので、その流れで手に取ってしまった。 案の定、最初から中盤ま…